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ソニー、8K30p動画撮影にも対応するフルサイズミラーレス 「α1」

2021年01月27日 11時40分更新

 ソニーは1月27日、「αシリーズ」初となる8K30p動画撮影に対応するフルサイズミラーレス一眼デジカメ 「α1」を発表。3月19日に発売する。

 有効およそ5010万画素の積層型CMOSイメージセンサーExmor RSと、従来比およそ8倍の処理性能をもつ画像処理エンジンBIONZ XRを採用し、AF/AE追従撮影で最高30枚/秒のブラックアウトフリー連続撮影が可能。電子ビューファインダーはリフレッシュレート240fpsに対応する大型0.64型有機ELディスプレーを採用し、高速連写時にも被写体を確認できる。手ブレ補正機能はアルゴリズム最適化によりおよそ5.5段分の補正が可能となった。

 電子シャッターも高速化しており、「α9 II」に比べておよそ1.5倍の最高1/32000秒のシャッター速度も可能。動体歪みを抑えた静止画撮影が可能となり、スポーツシーンや野生動物の撮影など、シャッター音や振動を伴わない撮影が可能。また、フラッシュ同調速度も最高1/400秒としている。

 8.6KオーバーサンプリングによるXAVC HS方式の8K30p動画撮影に対応。リアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AFなどの優れたAF性能、階調・色再現性との組み合わせにより、高解像8Kならではの映像表現を提供するほか、ポストプロダクションの際には8K撮影素材の切り出しによる自由度の高い4K編集作業が可能。

 動画撮影機能は最大120pのハイフレームレート映像を高精細4K解像度でカメラ内部に記録可能、また、4:2:2の10bitサンプリングにも対応し、従来の4:2:0 8bitに比べて微細な階調・色調整に対応。圧縮方式では、従来のLong GOPに加えてフレーム単位で圧縮し高画質記録を行ない、スロー&クイックモードでの撮影時は最大1200Mbpsの記録ビットレートとなるAll-intra(XAVC S∸I撮影時)方式や、高効率圧縮コーデックのMPEG-H HEVC/H.265を採用したXAVC HSに対応。さらにワイヤレス規格はIEEE 802.11ac規格準拠の5GHz帯に加え、複数のアンテナで通信品質を向上させるMIMOに対応し、通信性能は従来比およそ2倍としている。

 価格はオープンプライス。2月2日10時より予約販売の受付を開始する。また、ソニーショールーム/ソニーストアにて、1月29日より先行展示を予定している(予約制)。

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