週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

エンジンもデザインも唯一無二の強烈な個性が光る「FIAT 500」

2021年01月30日 12時00分更新

バイクのような2気筒エンジンが楽しい

FIAT 500 TwinAirに搭載するエンジン

マフラーは片側1本出し

 現在日本に入っているFIAT 500のエンジンは、直列2気筒SOHC 0.9Lと直列4気筒SOHC 1.2Lの2種類。今回は、そのうちツインエアと呼ばれる直列2気筒SOHC8バルブ875ccのガソリンターボのモデルをお借りしました。フロントボンネットに置かれたツインエアは、気筒数が少ないこともあり、とてもコンパクト。さらに吸気バルブを電磁油圧駆動とすることで、スロットルバルブと吸気用カムシャフトを省略したため、軽量かつ可変タイミング&リフトの自由度を向上させたエンジンです。その結果、最高出力は85馬力、最大トルクは14.8kgmと、街乗りで不満を感じることが少ないのも特徴です。

FIAT 500 TwinAirが搭載する5速AT

 ツインエアが発する動力は、乾板単式クラッチを搭載した5速ATを介して、前輪に伝えられます。5速ATはシフトレバーを助手席側に倒すことでマニュアル変速もできますが、単式クラッチですので、変速はイマドキのDCTに比べるとノンビリしたもの。さらにシフトアップする際はアクセルを抜くなど、マニュアル的な動作をした方がよいでしょう。

運転席側のドアを開けた様子

助手席側のドアを開けた様子

赤と白の内装が印象的な室内

ペダルレイアウト。アクセルペダルが小さいのが印象的

ドア内側のノブもレトロな印象

運転席と助手席のシート。チェック柄でかわいらしい

 ボディーと同じ色が目に映える室内はポップでキュート。丸いヘッドレストと相まって、オッサンが乗るにはちょっと恥ずかしいですが、女子ウケは悪くないだろうという印象を受けます。室内は軽自動車よりは横幅がありそうで、狭さはそれほど感じません。中央に設けられたディスプレーは、Android AutoとApple CarPlayに対応。Googleマップをナビ代わりに利用することができます。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

この連載の記事