USB 3.2 Gen2対応で扱いやすいコンパクトサイズのSSD
爆速ポータブルSSD「WD My Passport SSD」がデータ活用の常識を変える
本体には最大10Gb/秒の転送速度が可能なUSB 3.2 Gen2のType-Cポートを備えており、Type-CケーブルとType-A変換アダプターが付属。パソコンに備わったUSB端子の形状にあわせて接続できる。USB給電で駆動するため、別途電源は不要。もちろん、パソコン側も最大10Gb/秒の転送速度が可能なUSB 3.2 Gen2(USB 3.1 Gen2でも大丈夫)に対応していないと1000MB/秒超えの爆速体験はできないので注意が必要だ。
「CrystalDiscMark 8.0.0」によるベンチ結果。デフォルトモードで計測している。若干公称値から下回っているのは、計測するマシンによるところがある。テスト環境は、CPUにAMD「Ryzen 9 3950X」、マザーボードがASRock「X570 Taichi」、メモリーは16GB、ストレージは、500GB PCIe 4.0接続M.2 SSD
同じく「CrystalDiscMark 8.0.0」で、USB 3.1 Gen1接続での計測。速度は半減してしまうが、Gen2に対応していないパソコンでもある程度の高速転送ができる
一般的なポータブルHDDで計測
一般的なポータブルSSDで計測
一般的なUSBメモリーで計測
結果は上記の通り。その速度差は歴然だ。また、本製品とHDD、SSDとでファイルの転送時間も計測している。約9GBの動画ファイルをマシンからポータブルストレージにコピーしたときの時間を「書込み時間」、その逆でポータブルストレージからマシンへコピーした時を「読出し時間」としている。
ファイルをコピーする時間を計測。HDDに比べれば約1/4ほどの時間で済むことになる
そのほかの特長としては、「WD Security」ソフトウェアをインストールすることで、パスワードロック機能も利用できる。持ち運んで利用する際、万が一、紛失したとしてもこうしたセキュリティー対策をしておけば、読み取られる心配がなく情報漏洩対策にも役立つため、ビジネス用途でも安心して利用できるだろう。
セキュリティーを気にするなら、パスワードをかけておくといい。利用するマシンには「WD Security」をインストールする必要はあるが、情報漏洩のリスクを考えたら容易いことだ
Windows Proの環境ならBitLockerを使って暗号化も可能。さらにセキュリティーが高まる