ゲーマーだけでなくクリエイターにもオススメしたい
第11世代Core i7搭載「Razer Blade Stealth 13」は従来モデルに比べて爆速化してた
新旧パフォーマンスチェック
さて、従来モデルもお借りしたので、さっそくどの程度の性能アップなのか、ベンチマークテストを行なった。従来モデルはCPUにインテル第10世代 Core i7-1065G7(1.3GHz~3.9GHz)プロセッサーを搭載し、GPUは同じ。メモリーやストレージ容量も変わらない。なお、電源を供給した状態で、電源パフォーマンスは「最も高い」にして計測している。
まずは、CPUの性能をチェックする「Cinebench R23」を実行した。
結果は、ご覧の通りマルチコアは新モデルが4485に対して旧モデルが3279と約1.37倍の伸びを示している。シングルコアも1.34倍伸びているので、かなりのパフォーマンスアップが伺える。
続いて、アプリの実行性能を計測する「PCMark 10」をチェックしてみた。
こちらも、新モデルは5000オーバーの値を記録し、約1.26倍の伸びを示している。GPUは変わらないのでCPU性能の差だけでもこれだけ差がついており、ゲーミングだけでなくクリエイティブやオフィスアプリでもより快適になっていることがわかる。
3D性能をチェックすべく「3D Mark」を実施。Direct X12の「Time Spy」とDirect X11の「Fire Strike」の2つで比較してみた。
結果は、GPU性能に大きく左右されるため、僅かな伸びではあるが、性能が向上していることは間違いない。この性能なら、ミドルレベルの3Dゲームは十分楽しめるはずだ。
実際に「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」と「ドラゴンクエストX ベンチマークテスト」で計測してみた。
「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」は、HD画質でかなり差がついている。いずれも「非常に快適」という評価なのでプレイには問題ないが、実際のゲームの場合はGPUだけでなくCPU性能も重要だということがわかる。また、「ドラゴンクエストX ベンチマークテスト」では、FHDとHDとの差は小さいが、新旧モデルでの差はかなり大きい結果となった。
クリエイティブな性能についてもテストしてみた。「Adobe Lightroom Classic」で20枚のRAWファイルを現像してJPEGで書き出しする時間を計測。RAWファイルは、「α7R IV」で撮影した6336×9504ドットの写真で、レンズ補正やノイズ除去、色味補正、テクスチャや明瞭度の補正をしたものだ。
結果は、わずか20枚でも約53秒の差がついた。単純計算で1枚あたり2.65秒違うことになり、大量に現像したい場合はかなりの差が生じることになる。ちなみに、ストレージはPCIe 3.0接続として最速の部類で、シーケンシャルリードは3500MB/秒オーバー。シーケンシャルライトが3000MB/秒弱。これは、従来モデルと変わっていない。
また、動画エンコードの時間は、「Adobe Premiere Rash」を利用して4K画質で撮影した3分16秒の映像を「YouTube 2160p 4K Ultra HD」の設定で出力してみたが、こちらはGPU性能に依存するため、新旧での差はごく僅かにとどまった。
最後に、「bbench 1.01」を使いバッテリー駆動時間も計測した。電源パフォーマンスは、「バッテリ節約」モードにし、画面の輝度は10%に設定している。結果は11時間半と貸出機に関しては公称値には届かなかったものの、従来モデルが8時間22分だったので、かなりの伸びを示している。バッテリーが心配になったら、「バッテリ節約」モードにしておくと、かなり安心感が増すだろう。
スタイリッシュにゲームもクリエイティブもキメたいあなたに
こうして、パフォーマンスをチェックしてみたが、CPU性能の向上により大部分のベンチで好結果を叩き出している。ゲーミングはもちろん、クリエイティブやビジネス用途でも十分な作業効率アップが見込めるはずだ。
ハイパフォーマンスながら上品なフォルムに身を包んだ新たな「Razer Blade Stealth 13」なら、モバイルでも活躍できるため、スタイリッシュ志向の人に最適だ。液晶モデルが直販価格24万1000円、有機ELモデルが26万2800円。
自宅での作業で、よりパフォーマンスを求めるなら、「Razer Core X」でGPUの拡張もオススメ。ケーブル1本で拡張利用できるので、モバイルワークとの両立もしやすい。モバイルを考慮したゲーミングPCを考えているなら、ならこれで決まりだ。
(提供:Razer)
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