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ゲーマーだけでなくクリエイターにもオススメしたい

第11世代Core i7搭載「Razer Blade Stealth 13」は従来モデルに比べて爆速化してた

2020年12月14日 11時00分更新

 続いて、中身を見ていこう。今回のモデルで一番の違いが、4コア/8スレッドのインテル第11世代Core i7-1165G7 (2.8GHz~4.7GHz)プロセッサーに変わったこと。GPUは「NVIDIA GeForce GTX 1650 Ti Max-Q 4GB GDDR6」と従来と同じだが、CPU内蔵GPUが「Iris Plus グラフィックス」から「Iris Xe グラフィックス」になったことで、オフィスアプリなどは、内蔵GPUでも十分こと足りるはず。性能アップのメリットだけでなく、用途に合わせてGPUを適宜切り替えることにより、消費電力を抑えられバッテリー駆動時間の助けにもなるだろう。

底面には冷却用デュアルファンが見える

 メモリーは16GB、ストレージは512GB NVMe接続のSSDと、この辺りは変化ない。

 インターフェースは、Thunderbolt が3から4へアップ。さらに従来モデルは、対応した端子が右側だけだったものを左側も対応したことは大きい。たとえば、左側へ外部グラフィックスボックス「Razer Core X」などを置いて接続したいとき、ケーブルの取り回しがかなりラクになり使い勝手も増す。USB-A 3.1 Gen 1端子が左右1ずつ用意されているのは、従来モデルと変わらない。

本体左側にはUSB-AとUSB-C(Thunderbolt 4)、3.5mmオーディオ端子を装備

本体右側にはUSB-AとUSB-C(Thunderbolt 4)が用意されている

ACアダプターはUSB-C端子接続の100Wタイプ

 従来モデルと変わったのはサウンド周りだ。これまでは「Dolby Atmos」に対応していたが、「THX Spatial Audio」へ進化している。7.1チャンネルの立体音響に対応し、FPS系ゲームでは敵の位置を認識しやすく、より臨場感と没入感を高められる。「Apex Legends」などのゲームでは、カスタム・チューニングされたプロファイルが用意されており、周囲の音を忠実に再現する「THX環境モード」と爆発音などの低音域を抑え敵の音をブーストさせる「THX競技モード」の2つのモードが選択可能。サウンド周りは、ゲームで勝つための重要なファクターなので、そこを進化させたことは大きい。

キーボードの両サイドには2Wayスピーカーを搭載。ヘッドホンを介さなくても、音に包み込まれる感覚になる

 そのほか、Wi-Fi 6に対応し、720pでWindows Hello対応のWebカメラも搭載しているので、顔認証によるセキュリティ対策やオンラインミーティング、ゲーム配信での活用も問題ない。

OLEDモデルはタッチパネルつき

OLEDモデルの「Razer Blade Stealth 13」。グレアディスプレーである以外は、外観に変わりはない

 今回の新モデルには、前述のようにOLEDモデルも用意されている。解像度はフルHDと液晶モデルと同じだが、タッチ操作が可能でグレアディスプレーとなっている。60Hz駆動なものの、100% DCHP3対応しており、発色や引き締まった黒色は液晶より上。ゲームはもちろん、クリエイティブユーザーにオススメしたい仕様だ。

写真だと分かりづらいかもしれないが、左側がOLEDモデル、右側が液晶モデル。黒色の深さと色調の鮮やかさが違う

 その他についての仕様は、液晶モデルと同じ。価格差は約2万円なので、色味を重視したいならOLEDモデルを選択したい。

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