気軽に乗れるカブが好き!
伝え聞くところによると、新型コロナウイルスの影響……かどうかはわかりませんが、バイクが見直されているとか。中でも125ccまでの「原付2種」は、免許の取得容易化と機動力の高さで注目が集まっているのだそう。それを裏付けるように、Hondaからは法人向けモデルを含めると、原付2種のバイクが数多くラインアップ! しかも今年6月に発売開始したCT125・ハンターカブに至っては、高い人気だとか。
※価格はすべて税込です
そこでバイクが大好きな美環さんにCT125・ハンターカブの魅力を探ると共に、アウトドアテイストあふれた、こちらも人気のモデルクロスカブ110との違いをチェックしてもらいました!
さて、ここからは原付の解説をしますので、知っているという人は飛ばしてください。
原付2種(50~125cc)と、自動車の免許で乗れる原付1種(50cc)の違いについて。原付2種とは「高速道路を走ることはできないものの、原付1種の30km/hまでという速度制限、二段階右折といった走行上の制約が少ないバイク」になります。その取り回しの良さから「通勤快速」「一般道最速」との声も。
さらにクルマを所有していれば加入している、任意保険のファミリー特約が使える点も見逃せません。一般的にバイクの保険料は、排気量と年齢で分けられるのですが、高速道路が走行できる126cc以上ですと、ざっくり約4万5000円~。125ccのバイクの任意保険は約3万円~、ファミリー特約ですと約2万円~。オトクにバイクに乗れるわけです。
一方、原付2種は普通自動車免許、もしくは原付免許では運転することはできません。運転するには小型限定普通二輪免許以上の資格が必要となります。「今から教習所へ行くのは……」とお思いでしょうが、カブを含めたクラッチ操作を必要としない原付2種の場合、AT小型限定普通二輪免許を取得すれば運転可能。このAT小型限定普通二輪免許を取得するには、普通自動車免許を所有している場合、8時限の技能教習と1時限の学科教習を受ける必要があります。
従来は1日に受けられる技能教習が3時限までだったため最短3日必要でしたが、平成30年7月から最短2日間で教習を修了することが可能!(対応する教習所は限られるようです)。週末頑張れば、原付2種のスクーターに乗れるというわけです。ちなみに教習料金は6~7万円が相場のようです。
オールラウンドに走れる
ハンターカブって何者!?
では、CT125・ハンターカブについて説明しましょう。CT125・ハンターカブは、スーパーカブC125のフレームをベースに、アップマフラーやアンダーガードの採用、フロントサスにブーツを履かせるなど、不整地も走れる装備をほどこしたスクランブラースタイルの1台です。街中はもちろんのこと、郊外のツーリングやキャンプなどといったアウトドアレジャーでも楽しめるのが人気のポイント。
スタイリングは、タフな印象を与える頼もしさと共に、どこか愛らしさも同居したもの。ボディー側面には、Honda二輪プロダクトの象徴であるウイングマークを、オールドタイプのエンブレムとしてあしらうなど、所有感を満たす心憎いファンモデルに仕上げられています。
ヘッドライトを始めとする灯火器類はLEDを採用。長寿命はもちろんのこと、光度も高いので暗い夜道でも安心です。
リアには大型のキャリアを装備。様々な荷物が積載できるのはカブの魅力の1つと言えるでしょう。シートのクッションも肉厚で座り心地がよさそうです。
バイクで気になるのは足つき性。シート高は800mmで、身長約150cmの美環さんが乗っても大丈夫でした。
エンジンは型番のとおり124ccの空冷4ストロークOHC単気筒。最高出力は8.8馬力で、燃料消費率61.0km/L(60km/h 定地燃費値、2名乗車時)というから驚き。セルスタートのほか、キック式スターターも搭載していますので、バッテリー上がりなど万が一の時でも、エンジンを始動できます。もちろん普段からキックスタートするのもカッコイイです!
ミッションは自動遠心クラッチ付き4段リターン式。ロータリー式、もしくはシーソー式とも呼ばれ通常のバイク操作とは異なるシフトチェンジペダルを採用します。「MTなのにAT小型限定普通二輪免許で乗れるってどういう事か?」というと、左ハンドル部にクラッチレバーがないから。クルマでいうセミオートマのようなものです。これについては後ほど。
前後ディスクブレーキで、フロントのみABSを装備。リアをロックさせてテールスライドさせるという遊びもできないわけではありません!
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