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バイク女子・美環がハンターカブとクロスカブを乗り比べ! その違いに迫る

2020年11月21日 12時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●美環(@puritendon

バイク女子・美環、カブにちょっと苦戦

 まずはクロスカブ110を試乗したあと、CT125・ハンターカブに乗り換えて、同じ道を走ってもらいました。試乗日は好天だったため海にかかる橋をバイクで走ったら気持ちよいだろうなぁと、東京湾にかかるゲートブリッジ付近をセレクトしてみました。

クロスカブ110でゲートブリッジを走る美環さん(アクションカムで撮影)

CT125・ハンターカブでゲートブリッジを走る美環さん(アクションカムで撮影)

 まず2台に乗る前の印象を美環さんに尋ねてみました。「スーパーカブのイメージは『水曜どうでしょう』に出てくるバイクという印象で(笑)。その中で、クロスカブ110は前から知っていて可愛いなぁと思ってたのですが、なかなか乗る機会がありませんでした。逆にCT125・ハンターカブは何も知らなさすぎて。こんなバイクがあるんだー、という感じでした」なのだとか。

 それでは2台に共通するキック式スタートについて。「できると言えばできるけれど、できないといったらいまだできないって感じ」だそうで、先生は思わず苦笑い。「キック式スタートは意外とついているバイクが多いですよね。でもいざという時にあると安心ですよ」。

クロスカブ110で疾走する美環さん

クロスカブ110でコーナーを曲がる美環さん

 「クロスカブ110は、初速がちょっと足りないかなぁと感じました。あとちょっと速い速度で巡行する時も、辛さを感じないわけではなかったですし、巡行速度からの下り坂でエンジンブレーキを利かせようとすると、私の技量が未熟なのだと重いますけれど、ガクンとしました。エンジン回転数を上げると辛いのかなぁという印象です。ですから、もう少し速度の低い、街中だと活きるバイクなのかなぁと思いました」

CT125・ハンターカブで走る美環さん

CT125・ハンターカブでコーナーを駆ける美環さん

 「CT125・ハンターカブで、不整地を走ってみたいなぁと思いました。というのも、同じカブなんですけれど、乗り比べると結構違うんだなぁという印象なんですよ。ブレーキはなんとなくCT125・ハンターカブの方が効くなぁという程度でしたね。不思議なのは、CT125・ハンターカブの方がシート高が高いのですが、跨ぎやすいような気がしました。エンジンの力は15ccしか差がないのですが、結構違うように思いましたね。特に橋の上で風が吹いたりトラックが横切ったりしたときに違いを感じましたし、初速も違いますね。たった0.8馬力の差なんですけれど、CT125・ハンターカブの方が乗りやすかったです」とのこと。

 総じて「街中はクロスカブ110、ツーリングはCT125・ハンターカブなのでしょうね」という感想を抱いた美環さん。「それより何より、自分の技量のなさを痛感しましたね。まだ扱いきれていないというのかな。もっと長い時間乗ってみたいですし、たとえば本田技研工業本社のある青山の道を走ったりした方が、より違いがわかるかもしれませんね」。今回海沿いツーリングを考えた試乗コースは、ほぼ初めてカブに触れる美環さんにはちょっと辛かったようです。

ハンターカブ110のミラー越しに映る美環さん

 実は美環さん。普段の買い物や仕事場への足となるスクーターを探していたりしています。今回の試乗は、そんな日常バイク探しの手助けになれば、というのが裏テーマでした。はたしてこの2台、普段の足になりそうでしょうか。「半クラッチ発進がないのは、信号待ちでエンストしないからイイですね。驚いたのは、4速発進ができてしまったこと。そうなるとATのスクーターと変わりないような。でも、まだスーパーカブとはお友達になれていない、というのが正直なところです。それこそ街中で乗りたいですね。買うなら……今の気持ちはPCXかADV150かぁ」と、まさかのスクーターの名前が!

 これに先生はすかさず反応。「私、美環さんを絶対カブ主にしてみせます!」と決意を表明するや、何やらたくらんでいるご様子。今後、美環さんの「スクーター選び企画」に登場したり、オフ会である「カフェカブミーティングやカフェカブパーティー」へのご招待があるかもしれません。

 適度なマニュアル操作を楽しみながら、街をのんびり走るに適したハンターカブ110とCT125・ハンターカブ。スローライフという言葉が世に出て久しいですが、ちょっとした街乗りを冒険に変えてくれること間違いナシのバイクといえるのではないでしょうか。

サイドベルトでしっかり体にフィットするタクティカルボディバッグ(8580円)を背負う美環さんと、CT125・ハンターカブ

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