週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

GIGABYTEのGeForce RTX 3080と3090は強力な3連ファン搭載クーラーでゴリゴリ冷やす!

2020年09月17日 22時00分更新

文● 林 佑樹(@necamax) 編集●北村/ASCII

ハードウェアスイッチでモード切換可能なゲーミングモデル

 徹底してゲーミング志向なAORUSブランドとは別軸のモデルになるが、設計ベースはGeForce RTX 3090 GAMING OC 24Gになり、多くのゲーマーが注目するGeForce RTX 3080 GAMING OC 10Gはより余裕のある作りというわけだ。よって、上記2製品は筐体はもちろん、機能面でも共通する部分が多い。

 異なる点は電源フェーズ。GeForce RTX 3080 GAMING OC 10Gが13+4、GeForce RTX 3090 GAMING OC 24Gが15+4となるが、推奨システム電源容量750W、補助電源8ピン×2の部分は共通だ。

パッケージ。3090も共通。型番のみ異なる

 筐体は正面から見ていくと、ソリッドなビジュアルであり、また配色もあって物理サイズよりもスリムに見える。NVLINK対応のため、前方と後方で幅が異なっている点は、EAGLEシリーズと同様だ。また側面から見ると、吸気性能目的で厚みが均一ではなく、後部にいくほど細身になっている。3スロット近い厚みであるため、ケースによっては底面すれすれ、もしくはクリアラスンがわずかな状態になる可能性もあるが、この形状により冷却性能を維持しやすい。

正面。3連ファンのほか、側面発光部も確認できる。垂直配置への配慮だろうか

 背面全体にバックプレートが展開されており、やはりベントは存在している。EAGLEよりも孔が多く用意されているだけでなく、より効率よく上方に熱を逃がす設計がポイントになる。

背面。ベント周辺はEAGLEと似ているが、写真でいう下部にも排気口がある

吸気性能を高める立体的な形状であるため、細く見える

側面から見ると、バックプレートも立体形状だとわかる。またライトアップはワンポイントだが、形状自体が派手めな作り

吸気も考えると3スロットになる。またヒートシンクのフィン向きからも分かるが、ドライヤーよろしくな排気仕様ではない。映像出力はDisplayPort 1.4a×3、HDMI 2.1×2。4画面出力まで対応

 動作モードを変更できるハードウェアスイッチが用意されており、OCモードとSilentモードのふたつある。BIOSを切り換えるもので、電源を落とした状態でスイッチを操作し、それから通電するとモードが切り替わる仕組みだ。

 記事作成時点でSilentモードの詳細は不明なのだが、デフォルトがOCモードであることから定格動作に変更できるものと思われる。OCモードほどの性能を必要としないが、長時間のプレイが当たり前のゲームタイトルをよく遊ぶのであれば、覚えておきたい機能だろう。

赤で囲ったところに切換スイッチがある

BIOSを切り換えるハードウェアスイッチ。OCモードとSilentモードのふたつがある

ビデオカードの保証は通常だと3年間だが、GAMINGシリーズは購入後30日以内にウェブサイトに登録すると4年間の保証が受けられる

【関連サイト】

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう