ハードウェアスイッチでモード切換可能なゲーミングモデル
徹底してゲーミング志向なAORUSブランドとは別軸のモデルになるが、設計ベースはGeForce RTX 3090 GAMING OC 24Gになり、多くのゲーマーが注目するGeForce RTX 3080 GAMING OC 10Gはより余裕のある作りというわけだ。よって、上記2製品は筐体はもちろん、機能面でも共通する部分が多い。
異なる点は電源フェーズ。GeForce RTX 3080 GAMING OC 10Gが13+4、GeForce RTX 3090 GAMING OC 24Gが15+4となるが、推奨システム電源容量750W、補助電源8ピン×2の部分は共通だ。
筐体は正面から見ていくと、ソリッドなビジュアルであり、また配色もあって物理サイズよりもスリムに見える。NVLINK対応のため、前方と後方で幅が異なっている点は、EAGLEシリーズと同様だ。また側面から見ると、吸気性能目的で厚みが均一ではなく、後部にいくほど細身になっている。3スロット近い厚みであるため、ケースによっては底面すれすれ、もしくはクリアラスンがわずかな状態になる可能性もあるが、この形状により冷却性能を維持しやすい。
背面全体にバックプレートが展開されており、やはりベントは存在している。EAGLEよりも孔が多く用意されているだけでなく、より効率よく上方に熱を逃がす設計がポイントになる。
動作モードを変更できるハードウェアスイッチが用意されており、OCモードとSilentモードのふたつある。BIOSを切り換えるもので、電源を落とした状態でスイッチを操作し、それから通電するとモードが切り替わる仕組みだ。
記事作成時点でSilentモードの詳細は不明なのだが、デフォルトがOCモードであることから定格動作に変更できるものと思われる。OCモードほどの性能を必要としないが、長時間のプレイが当たり前のゲームタイトルをよく遊ぶのであれば、覚えておきたい機能だろう。
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