Sペンの書き心地が大幅向上! これだけで「Galaxy Note20 Ultra 5G」を買う価値アリ
ペンはApple Pencilに匹敵
ビジネス面での機能が強化
そしてもう1つ、Galaxy Note20 Ultra 5Gの大きなポイントなるのはSペンである。今回大きく変化したポイントの1つは、冒頭でも触れた通りペンの遅延が一層小さくなったことだ。
実際、Galaxy Note20 Ultra 5Gのペン入力時の遅延は9ミリ秒とされている。これはアップルの「Apple Pencil」と同じ遅延だそうで、それをスマートフォンのサイズで実現しているのが大きなポイントといえるだろう。実際Sペンを使ってみると、紙でペンに書くのと違和感のない書き心地で、これまでのGalaxy Noteシリーズと比べかなり快適な書き心地になったと感じる。
また標準搭載の手書きメモアプリ「Samsung Note」も進化している部分がいくつかある。1つはSペンで書いた文字をテキストに変換してくれる機能の進化であり、Galaxy Note20 Ultra 5Gでは文字を斜めなどに書いた場合も、自動的に水平に補正した上でテキスト化してくれるのだ。日本語はパッケージのダウンロードが必要なことから試すことはできなかったが、英語をさまざまな角度で書いてみたところ、しっかりテキスト変換してくれることは確認できた。
もう1つ、便利に感じたのが「音声録音ファイル」という機能。これは文字通り、メモと一緒に音声を録音できる機能なのだが、音声再生時にメモの筆跡も再現してくれることから、会議中などに取ったメモのタイミングを思い出しやすくなる。
またマイクロソフトとの連携により、Samsung Noteから「Microsoft Word」だけでなく、新たに「Microsoft PowerPoint」への出力も可能となっている。こちらの機能はインターネット接続が必要なことから試すことができなかったが、よりビジネスでの活用がしやすい進化がなされていることは確かだ。
【まとめ】デザインは気になるが機能・性能は最高クラス
Galaxy Note20 Ultra 5Gには他にも、Windowsやマイクロソフト関連サービスとのより深い連携や、Sペンのジェスチャー機能やDeXのワイヤレス対応など、さまざまな進化がなされている。今回はグローバル版を国内で使用したということもあって、そうした機能の多くを使うことができなかったが、カメラやペンを体験しただけでもGalaxy Note10+からかなり進化している印象を受けたのは事実だ。
カメラの出っ張りやSペンの位置変更など、デザイン面で気になる点はいくつかあるが、Galaxy Note20 Ultra 5Gが最高クラスの性能を持ち、ビジネス・ホビー双方の用途で高い利便性を実現することは間違いない。国内発売に関してはまだアナウンスがなされていないが、フル機能を活用できる国内版の登場を大いに期待したい。
Galaxy Note20 | Galaxy Note20 Ultra | |
---|---|---|
ディスプレー | 6.7型有機EL (20:9) |
6.9型有機EL (19.3:9) |
画面解像度 | FHD+ | WQHD+ |
サイズ | 約75.2×161.6×8.3mm | 約77.2×164.8×8.1mm |
重量 | 195g | 208g |
CPU | Snapdragon 865+/Exynos 990 | |
内蔵メモリー | 8GB | 8/12GB |
内蔵ストレージ | 128/256GB | 128/256/512GB |
外部ストレージ | × | ○(最大1TB) |
カメラ画素数 | リア12メガ(超広角)、12メガ(標準)、64メガ(望遠最大3倍) /イン10メガ |
リア12メガ(超広角)、108メガ(標準)、12メガ(望遠最大5倍) /イン10メガ |
バッテリー容量 | 4300mAh | 4500mAh |
防水・防塵 | ○ | |
USB端子 | Type-C | |
カラバリ | ミスティックブロンズ、ミスティックグリーン、ミスティックグレイ | ミスティックブロンズ、ミスティックブラック、ミスティックホワイト |
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