週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

Sペンの書き心地が大幅向上! これだけで「Galaxy Note20 Ultra 5G」を買う価値アリ

2020年09月03日 12時00分更新

ペンはApple Pencilに匹敵
ビジネス面での機能が強化

 そしてもう1つ、Galaxy Note20 Ultra 5Gの大きなポイントなるのはSペンである。今回大きく変化したポイントの1つは、冒頭でも触れた通りペンの遅延が一層小さくなったことだ。

 実際、Galaxy Note20 Ultra 5Gのペン入力時の遅延は9ミリ秒とされている。これはアップルの「Apple Pencil」と同じ遅延だそうで、それをスマートフォンのサイズで実現しているのが大きなポイントといえるだろう。実際Sペンを使ってみると、紙でペンに書くのと違和感のない書き心地で、これまでのGalaxy Noteシリーズと比べかなり快適な書き心地になったと感じる。

Sペンを使ってSamsung Noteに手書きしているところ。遅延が小さくなったことで一層ペンで紙に書く感覚に近づいた印象だ

 また標準搭載の手書きメモアプリ「Samsung Note」も進化している部分がいくつかある。1つはSペンで書いた文字をテキストに変換してくれる機能の進化であり、Galaxy Note20 Ultra 5Gでは文字を斜めなどに書いた場合も、自動的に水平に補正した上でテキスト化してくれるのだ。日本語はパッケージのダウンロードが必要なことから試すことはできなかったが、英語をさまざまな角度で書いてみたところ、しっかりテキスト変換してくれることは確認できた。

英語を斜めに書いてテキスト変換してみたところ。正しく変換できていることが分かる

 もう1つ、便利に感じたのが「音声録音ファイル」という機能。これは文字通り、メモと一緒に音声を録音できる機能なのだが、音声再生時にメモの筆跡も再現してくれることから、会議中などに取ったメモのタイミングを思い出しやすくなる。

「音声録音ファイル」を使うと、録音した音声の再生時に筆跡も再生してくれるので便利だ

 またマイクロソフトとの連携により、Samsung Noteから「Microsoft Word」だけでなく、新たに「Microsoft PowerPoint」への出力も可能となっている。こちらの機能はインターネット接続が必要なことから試すことができなかったが、よりビジネスでの活用がしやすい進化がなされていることは確かだ。

メモを「Microsoft PowerPoint」に出力することも可能。ただしインターネット接続が必要なので利用できなかった

【まとめ】デザインは気になるが機能・性能は最高クラス

 Galaxy Note20 Ultra 5Gには他にも、Windowsやマイクロソフト関連サービスとのより深い連携や、Sペンのジェスチャー機能やDeXのワイヤレス対応など、さまざまな進化がなされている。今回はグローバル版を国内で使用したということもあって、そうした機能の多くを使うことができなかったが、カメラやペンを体験しただけでもGalaxy Note10+からかなり進化している印象を受けたのは事実だ。

 カメラの出っ張りやSペンの位置変更など、デザイン面で気になる点はいくつかあるが、Galaxy Note20 Ultra 5Gが最高クラスの性能を持ち、ビジネス・ホビー双方の用途で高い利便性を実現することは間違いない。国内発売に関してはまだアナウンスがなされていないが、フル機能を活用できる国内版の登場を大いに期待したい。

  Galaxy Note20 Galaxy Note20 Ultra
ディスプレー 6.7型有機EL
(20:9)
6.9型有機EL
(19.3:9)
画面解像度 FHD+ WQHD+
サイズ 約75.2×161.6×8.3mm 約77.2×164.8×8.1mm
重量 195g 208g
CPU Snapdragon 865+/Exynos 990
内蔵メモリー 8GB 8/12GB
内蔵ストレージ 128/256GB 128/256/512GB
外部ストレージ × ○(最大1TB)
カメラ画素数 リア12メガ(超広角)、12メガ(標準)、64メガ(望遠最大3倍)
/イン10メガ
リア12メガ(超広角)、108メガ(標準)、12メガ(望遠最大5倍)
/イン10メガ
バッテリー容量 4300mAh 4500mAh
防水・防塵
USB端子 Type-C
カラバリ ミスティックブロンズ、ミスティックグリーン、ミスティックグレイ ミスティックブロンズ、ミスティックブラック、ミスティックホワイト
この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事