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忙しい時は放置で育成、遊ぶ時にはPvPやGvGも楽しめる「まほろば妖女奇譚」をレビュー!

2020年09月16日 20時00分更新

 妖怪と共に東京を旅しながら進むため、舞台は秋葉原や等々力など、見知った地名も出てくる。また、それぞれの地域をナワバリにしている妖怪がいるため、ステージボスは妖怪が相手になることが多い。ステージ毎の妖怪とのストーリーも面白みのある内容になっていて、読み進めるのが楽しみになる。ある程度ステージが進行していくとボス戦で負けるようになるが、ちょっとした強化で倒せたり、装備を入れ替えるだけでも結構強くなるので、育成する楽しみも実感できるようになる。

秋葉原ではメイドの格好をした「雷獣」と戦う。バイトでもしてるのかな?

イギリスの妖怪にあこがれているただの英国かぶれらしい「片輪車」には上野で絡まれる

自称「かりすま美容師」の「黒髪切り」が等々力渓谷で襲ってくる

 あちこち移動しながら多くの妖怪と交流していくのは、東京の名所巡りでもしているかのようだ。妖怪たちとの出会いはほぼ問答無用で戦闘から始まるが、話せばみんないいやつで話の内容も面白く、読み応えがある。

 また、メインストーリー以外にも様々な要素が実装されているため、ただ育成してストーリーを進めるだけではない。「妖怪アリーナ」では他のプレイヤーとの疑似PvPが可能だ。参加すると貰える報酬アイテムを集めることで、攻略に有用なアイテムと交換できたり、ランキングで上位に入ると報酬が貰えたりする。

 また個人単位の戦闘だけでなく、ギルドごとにゲーム内で領地をとりあう「ナワバリGvG」も行なわれている。今後サーバー内上位のギルド同士でサーバーvsサーバーの大規模戦もあるらしく、さまざまな遊び方ができるようだ。キャラを育てることにより様々な恩恵が得られるシステムにもなっていて、育成の楽しみが増えるようになっている。

他のプレイヤーが編成したパーティとのバトルが楽しめる妖怪アリーナ。結構ガチの勝負でランキング付けされる

妖怪アリーナでは、毎日ランキング上位者には報酬があるほか、参加すれば貰えるアイテムを集めて有用なアイテムと交換できる

ギルドvsギルドのナワバリGvG。定期的に開催される場所取りゲームで、ギルド単位での戦闘が行なわれる。なおメインストーリーのナワバリとは関係なく進行する

 さて、「まほろば妖女奇譚」はR18版もあるので、当然ながら色っぽいシナリオもそれぞれのキャラに用意されている。キャラに贈り物を与えることで好感度が上がり、最大値まで上がるとシナリオが解放される。基本的にキャラの好感度最大値は1000。ただし、チュートリアルでは「飯綱」にたった2つの贈り物をあげただけで最大値の10になって、シナリオが解放される。

ゲーム開始すぐに仲間になった飯綱ちゃん。好感度を示す画面右上のハートマークは、最大値が10になっていて、贈り物2つで最大値になる。結構ちょろい娘だった

飯綱以外のキャラは好感度値が1000あるので、お気に入りのキャラには積極的にアイテムを貢ぐといいだろう

贈り物を上げて好感度を上げると、ステータスボーナスが付与される。また好感度の上がり具合に応じて、お返しにアイテムが貰える

レアリティーがRの「旧鼠」「狛狐・鍵」「狛狐・玉」の3人には、スペシャルシナリオが実装されていない。好感度を上げればステータスアップの恩恵は受けられるが、肝心のシナリオが無いのは残念

 今回は、サービス開始間もない中、数少ない贈り物をかき集めて好感度を最大値まで上げたお気に入りの2人「一反木綿」「大太法師」を紹介しよう。なお、エッチなイベントが見られるスペシャルシナリオではフルボイスが実装されているので、楽しみにしてほしい。

引っ込み思案を直したいと主人公にまたがってくる一反木綿。あどけない雰囲気だが体つきや動きはかなりご立派だった

主人公の入浴中に突然現れた大太法師。背中を流すといいながら前のほうも洗い始める

 スペシャルシナリオでは、アニメーションはついてないが、シナリオ進行で差分ファイルが表示されるのと、胸部分だけマウスクリックに反応してグリグリ動くようになっている。動かす動作に反応して表情が変わったり、セリフの吹き出しが表示されたりすることもあるので、ただ眺めるだけでなく能動的に触ってみてほしい。

お手軽に楽しめる一方、能動的に遊べる要素も

 行動に使用するスタミナは無く、ログインしない状態でも戦闘が続いているので、わざわざログインする必要がない点は手軽に楽しめるゲームになっている。その一方で、プレイヤー同士のランキング要素など、しっかり“遊べる”要素も設けられている。

 まだ始めて間もないので正確な事は言えないが、神桜石はゲーム内でかなりの数が配布され、ガチャチケットも複数枚配られるので、課金してまでガチャを回す必要性は感じない。無課金でもストーリーを進める分には十分に楽しめそうな感じだ。また課金するにしても、ガチャを回すのではなく覚醒に使用するアイテムを入手するために、缶コーヒー1本程度の課金でもかなり楽になりそうだ。

 ステージ毎に登場する妖女達との会話も楽しく、ランキングなどの要素を抜きにしても十分に楽しめるようにもなっているので、是非とも一度覗いて見て欲しいゲームだ。

(提供:FANZA GAMES)

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