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PS4 ProをBarraCuda 120 SSDに換装したら「ハイパースケープ」のロード時間はどうなるのかチェック

2020年09月02日 11時30分更新

「ハイパースケープ」でもロード時間を大幅短縮

 さて、今回「BarraCuda 120 SSD(2TB)」で検証したのは、8月12日より開始された基本プレイ無料ではじめられるユービーアイソフトの「ハイパースケープ」だ。未来の仮想都市「ネオ・エルカディア」で繰り広げられるパトルロイヤルFPSゲームで、対99人と対戦する「ソロ」や3人のチームで戦う「スクワッド」があり、現在は「クラウンクラッシュ」というゲームモードのみプレイ可能だ。マッチの最後にクラウンが出現し、それを45秒保持するか、すべてのプレイヤーを倒すかで勝利が決まる。さまざまな武器のほか、「ハック」と呼ばれるアイテムを駆使することで、不利な状況を逆転させることも可能で、このアイテムの使い方が勝負の鍵を握るだろう。

 この手のゲームにつきものの領域が狭くなっていく要素は、建物が崩壊して狭まるようになっている。ダメージの回復は、時間が経てば回復していくので、都度回復アイテムを使う必要はない。スピーディーで動きの激しいFPSなので、動きながらでも相手に素早く照準を合わせられる人なら生き残れる確率は高くなるはずだ。今後も新たな武器やゲームモードが追加されていくはずなので、新たなバトルロイヤルを楽しみたい人にはうってつけのゲームと言えよう。

「ハイパースケープ」のイメージカット。

 今回検証したバージョンは1.10で、容量は11.63GBと比較的少なめ。バトルロイヤルゲームなので、ゲームを始めるにはロビーへ集合し、人数が集まり次第ゲームが開始されるわけだが、ロード時間は短いに越したことはない。検証したのは起動してからオープニング画面が表示されるまでの「ゲームの起動時間」と、オープニング画面からHUBへの入場までの「HUB入場時間」、ゲームを選択してロビーに集合するまでの「ゲームロード時間」3つだ。PS4のシステムは7.55で検証している。

 なお、計測はストップウォッチを用いた手動で、3回計測しての平均タイムを使用。SSDもHDDもキャッシュを利用するため、1、2度起動からゲーム開始まで実行し、ロード時間が安定した状態から計測している。環境によっては今回の結果以上の時間がかかる可能性があることをあらかじめ承知してほしい。

 結果はゲームの起動時間は約9秒、HUB入場時間は約4秒、ゲームロード時間は約18秒とすべてで短縮した。HUB入場やゲームロード時間ではサーバーとのやり取りが発生するため、通信環境やサーバーの混雑状況によっては時間が左右される可能性はあるが、SSDにすることで、ロード時間が短縮することには変わらないだろう。ロード中の画面が長く続くより、ロビーに少しでも早く入れたほうが動き回る楽しみもあるので、約18秒という差はかなり大きく感じるはずだ。

 今回は、ゲームロード時間で大幅に短縮された。ハイパースケープは現時点で容量こそ少ないほうだが、今後ゲームモードが追加・アップデートされることで、どんどん容量は膨らんでいくだろう。容量が逼迫する前にいますぐ大容量SSDへ換装すべきだ。「BarraCuda 120 SSD」は500GBモデルが7000円前後で手に入るが、1TBの容量が1万3000円前後で手に入るので、1TBモデルを強くオススメする。

 今後もさまざまなタイプの人気ゲームで検証を重ねていく予定だ。なお、SSDやHDDはファイルの書き込まれた状態や性能の劣化などによっては、今回のような結果にならない場合がある点にご了承願いたい。

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