HighPoint製RAIDソリューションとSamsung製NVMe SSDのコンビで挑戦
200万円近い構成のMac Proでリード14GB/sの超速SSD RAIDを構築してみた
2020年09月02日 18時00分更新
まずは「Blackmagic Disk Speed Test」で性能を計測
それではSSD7101A-1をはじめとするPCI ExpressのRAIDソリューションにSamsung製SSDを組み込んだ時のパフォーマンスを検証しよう。今回はRAIDソリューション側は4台のSSDをすべて1つのRAID 0アレイ(ブロックサイズ1024K)として構築した。比較対象はMac Pro(2019)に搭載されているApple純正の内蔵SSD(1TB)だ。
まずはMacのストレージ系ベンチマークではポピュラーな「Blackmagic Disk Speed Test」を使う。テストするファイルサイズは5GBとした。
PCI Express×16をフルに使ったNVMe SSD RAIDのはずなのに、リード7GB/s強程度というのは明らかに低すぎる。これは日本サムスン曰く、Blackmagic Disk Speed Testの仕様によるものらしい。使用するベンチマークソフトの設計により、かなり結果にバラつきが出るとのことだ。
「AmorphousDiskMark」でも測ってみた
ならばほかのベンチマークソフトも試さざるを得ない。続いてはWindows用の「CrystalDiskMark」そっくりのUI(作者曰く公認とのこと)で話題の「AmorphousDiskMark」だ。テストサイズはデフォルトの512MiBと最大の64GiBの2通りを試した。
テストサイズ=512MiBの結果 テストサイズ=64GiBの結果結果から言えば、AmorphousDiskMarkは内蔵SSD程度なら十分機能するが、広帯域が確保されたSSD7101A-1をはじめとするRAID 0ソリューションに対しては、本来の性能を引き出せない設計になっていることが推察される。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう