週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

HighPoint製RAIDソリューションとSamsung製NVMe SSDのコンビで挑戦

200万円近い構成のMac Proでリード14GB/sの超速SSD RAIDを構築してみた

2020年09月02日 18時00分更新

「AJA System Test Lite」ではリード11GB/sを確認

 次は「AJA System Test Lite」で試してみよう。テストサイズに関係する設定は「Resolution」が「5120x2700 5K RED」、「Test File Size」は「16GB」、「Codec Type」は「16bit RGB」とした。

Mac Pro(2019)内蔵SSDの読み書き速度。これまでのベンチマーク結果と符合する結果が得られた

SSD7101A-1+970 EVO Plus(2TB)×4(RAID 0)の読み書き速度。リード・ライトともに11GB/sを若干超える結果が得られた

SSD7103+970 EVO Plus(2TB)×4(RAID 0)の読み書き速度。Blackmagic Disk Speed testと同様に、SSD7101A-1よりも微妙に遅い

SSD6540+983 DCT(960GB)×4(RAID 0)の読み書き速度。リードは11GB/sに近く、ライトも目標速度にかなり近い5.1GB/sまで出た

 AJA System Test Liteではついにリード・ライトともに10GB/s超の世界を確認できた。しかし、これをざっくりと4で割るとSSD1基あたり2.5GB/sなので、まだまだPCI Express Gen3接続のNVMe SSDの上限には届いていない。

リード14GB/s超えを確認した「ATTO Disk Benchmark」

 「ATTO Disk Benchmark」での検証結果も見てみよう。検証時のパラメーターは以下の通りである。

「ATTO Disk Benchmark」の検証用パラメーター

「ATTO Disk Benchmark」による読み書き性能

 Mac Pro(2019)内蔵SSDはライトが1.8GB/sまで落ちたが、SSD7101A-1とSSD7103のソリューションでは、なんとリードが14GB/s超え、ライトが12GB/s超えとこれまで試したベンチマークソフトの中では最高速度を叩き出した。目標速度はリード・ライトで14GB/s・13.2GB/sなので、納得の結果と言える。

 SSD6540のソリューションでもリードが13.3GB/s超え、ライトが5.2GB/s超えと目標速度のリード13.2GB/s、ライト5.2GB/sを達成。RAIDソリューションの最高速度を測るならATTO Disk Benchmarkが非常に有効であることがわかった。以下、毎秒あたりのIOPSと各RAIDソリューションの詳細を載せておく。

「ATTO Disk Benchmark」による毎秒あたりのリード・ライトIOの数(IOPS)

Mac Pro(2019)内蔵SSDの読み書き速度。グラフが半分しかないのはI/O Size Rangeの最大値が64MiBであるためだ

SSD7101A-1+970 EVO Plus(2TB)×4(RAID 0)の読み書き速度

SSD7103+970 EVO Plus(2TB)×4(RAID 0)の読み書き速度

SSD6540+983 DCT(960GB)×4(RAID 0)の読み書き速度

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう