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伝説的ベンチャー企業を描いたドキュメンタリー「GENERAL MAGIC」、特別上映会

2020年08月24日 13時00分更新

 General Magic(ゼネラルマジック)はシリコンバレーにかつて存在した伝説的なベンチャー企業。アップルからスピンアウトして1990年に創業、携帯情報端末の開発を行ない世界各社の企業が出資・提携した。スマホの先駆けとも言えるパーソナルコミュニケーター用OS「Magic Cap」を開発、搭載した製品がソニーやモトローラから発売される。

 しかし事業的には立ち行かず、2002年に事業を停止。企業としては立ち行かなかったものの、その技術的・人材的な遺産は後のスマホ開発に多大な影響を残し、同社で育ったエンジニアたちが後に「iPod」や「Android」などの開発に関わることになる。

 「シリコンバレーで最も重要な失敗企業」とも呼ばれる伝説のベンチャーがいかに生まれ、そして行き詰まったのか。「GENERAL MAGIC」は、当時の貴重な映像と関係者のインタビューによって構成されたドキュメンタリー映画で、誕生から消滅までを描いている。アメリカでは2018年に公開され多くの注目を集め、複数の映画祭で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞している。

 新規事業の開発・起業する経営者には必見の内容。日本語字幕を追加した国内での配給は角川アスキー総合研究所が扱っている。

 今回、8月28日と8月29日にオンライン上映会を実施する。2日とも上映後に特別感想会を予定。8月28日は19時上映開始(18時30分受付開始、21時終了予定)、8月29日は16時上映開始(15時30分受付開始、18時終了予定)。peatixにて上映会参加チケットを販売中、料金は1000円。

映画 「GENERAL MAGIC」
上映時間:およそ90分
監督:サラ・ケルーシュ、マット・モード
プロデューサー:マイケル・スターン、レイノルド・ディシルバ、ジョン・ジャナンドレア
製作:Spellbound Productions II
配給:株式会社角川アスキー総合研究所
仕様:英語音声・日本語字幕
受賞:最優秀ドキュメンタリー映画賞受賞(ナパ・バレー映画祭、モンタナ国際映画祭、ウィリアムズバーグ国際映画祭、ロサンゼルス映画祭)
Copyright(c) 2019 Spellbound Productions II LLC All rights reserved.

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