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バイク女子・美環、三菱「eKクロス スペース」でハイトワゴンの実用性に感嘆

2020年08月15日 15時00分更新

文● 栗原祥光(@yosh_kurihara) モデル●美環(@puritendon) 車両協力●三菱自動車

eKクロス スペース(税込165万5500円~、写真・試乗は最上位グレードTで税込185万9000円~)

 2019年の我が国における新車販売台数は519万台。そのうち軽自動車は191万台と高い割合を占めています。その軽自動車の中で人気なのが、HondaのN-BOXやダイハツのタント、スズキのスペーシアに代表される「スーパーハイトワゴン」と呼ばれるジャンルです。今やファーストカーとして、この手のクルマを選ぶ人が増えており、各社魅力的なクルマを市場に投入。結果「レッドオーシャン」とも「自動車業界の最激戦区」ともいえる市場となっています。そのレッドオーシャンに、三菱自動車は力の入った新型車「eK クロス スペース」を今春投入しました。早速、その新型車をチェックしてみましょう。

免許取得前から注目していた1台

東京モーターショー2019で発表されたSUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPT。コンパクトながら使い勝手のよいクルマに美環さんはゾッコンでありました

 バイク女子の美環さんとeKクロス スペースとの出会いは、昨年の東京モーターショー2019にまで遡ります。当時、普通自動車免許の教習中だった彼女は、お仕事の都合もあって教習所をサボりがちな状況に。当時、運転免許取得連載を掲載していた担当編集者は「このままでは連載が止まってしまう。ここはクルマを見て発奮してもらおう」と半ば強引に、彼女を東京モーターショーの会場へ連れ出すことに。その際、最初に訪れた三菱自動車のブースで、ステージに展示されていたSUPER HEIGHT K-WAGON CONCEPTを発見した美環さんは、「小さくて運転しやすそう。あと横がスライドドアなのもイイすな! 中もすげー広くて、荷物がいっぱい載せられますな!」と大はしゃぎ。そして「免許を取得したら、コレに乗ってみたい!」と三菱自動車の広報担当者にオネダリしておりました。

 あれから約半年後、コンセプトカーとほぼ同じ姿でeKクロス スペースは登場した際、広報担当者から編集部に「モーターショーの会場にいらしていたお嬢さんに乗ってもらえるとうれしいのですが……」というオファーが来たではありませんか。「約束を覚えていてくれたんだ!」と、美環さんのテンションが爆上げしたのは言うまでもありません。

昨年登場したeKクロス。同社ミニバンであるデリカD:5の小型版ともいえるフロントフェイスが特徴的

 eKクロス スペースという名から分かる通り、このモデルのベースとなっているのは、昨年登場した軽ワゴンのeKクロス。eKクロスは、三菱自動車と日産自動車の合弁会社NMKVが企画と開発、三菱自動車の水島製作所(岡山県倉敷市)で生産する車種で、いわば三菱自動車の「約60年にわたる軽自動車づくりのノウハウ」と、日産自動車の「先進技術」の「よいとこどり」をした1台。当然ながら完成度が相当高いのでオススメの1台です。

 eKクロス スペースは、そんなeKクロスを元に、背を伸ばして、横をスライドドアに変更したモデル。というと簡単に思えますが、実はそう簡単な話ではないといいますか、このクルマならではの機能も詰め込まれていますので、ご紹介しましょう。

現在の三菱のアイコンであるダイナミックシールドが印象的なフロントマスク

 フロントグリルは近年の三菱自動車の車種ではおなじみの「ダイナミックシールド」を採用。力強さを印象付けるデザインとすることで「アウトドアの三菱自動車」というイメージをより鮮明なものとしています。美少女フィギュア原型師の美環さん的には「なんか厳つくて逞しい感じがしますな。アウトドアを意識しちゃいますね。あと釣り目なクルマが多くて、遠目でみた時にどのメーカーかワカラナイことがありますけれど、このデザインは独特なので、遠くからでも一目で三菱のクルマと分かりますな!」とのこと。オリジナリティは重要です。

オートスライドドアを採用! 足だけでドアが開きます

 美環さん的に要注目なのはスライドドア。というのも「ショッピングモールやパーキングエリアで乗り降りする際、普通のドアだと横のクルマに当たっちゃうかもとかドキドキしますよね。でもスライドドアならその心配はないから安心だし、何より乗り降りしやすいス」だとか。しかも、eKクロス スペースは鍵を持っていれば、足をスッと出し入れするだけで、自動で開くオートスライドドアを搭載。「両手に荷物を持っている時とか、雨の日とか便利スな!」と感嘆。そしてさらに感嘆の声を挙げたのが、クラストップレベルの広い開口面積と段差の少ない床空間。

このフラットな床面には驚きの一言。スッと乗りやすいばかりか、床に長い荷物を置くこともできま

 「これはお年寄りや子供にはうれしいじゃないスか? もちろん私もうれしいス」とニコニコ笑顔。さらに助手席後ろにはテーブルもついているので「新幹線の指定席みたい!」と大満足。USB充電器も用意される至れり尽くせりには「ここで生活できるじゃないスか!」と大満足。

助手席後ろにはテーブルも用意。車内で食事、というのもラクラクです

 ならばと、運転席のヘッドレスト取り外して、リクライニングさせると……「おぉ! これはイイす! 足が伸ばせるじゃないですか! マジ暮らせるっスよ」と笑顔。

脚を伸ばしてくつろぐ美環さん。ちょっとしたお姫様気分です

 挙句のはてにはゴロゴロして「ちょっと硬いけれど寝れるっス。枕とマットレスと毛布があったら、車中泊ができますな! eKクロス スペースで車中泊とか楽しそう」と胸をときめかせます。

「寝れる! 足を延ばして寝れるぞコイツ!」とゴロゴロしはじめる美環さん

 荷室はリアシートを一番後ろに下げた状態でも、スーツケースが縦に収納できるほどの広さを確保。もちろんリアシートを動かせば、さらなる収納スペースが生まれますし、背もたれを倒すこともできます。

これだけのシート稼働量があるeKクロス スペース

 便利なのは後席の前後移動や背もたれの前倒しがバックドア側からできること。これには「実際に使う人の事を考えていますな! 流石っス」と驚き。樹脂素材なので、濡れたままの荷物を載せても安心です。遂にはトランクスペースに座って「なんか、こうしていると縁側に座っているみたいス。ぼーっとしながらお茶でも飲みたいですな」と取材はここで一旦小休止。

荷台スペースに座ってほっこり。キャンプとかではいいかもですね!

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