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日本運営プロデューサーの“くまき”こと熊木 麻由氏と、実際に花火を打ち上げたGMタヤン氏にオンラインインタビューを実施

MMORPG「ArcheAge」で開催された“オンライン花火大会”は、手動で10万発以上を打ち上げた!? イベントの裏側をプロデューサー&GMに聞いてみた

2020年08月04日 17時00分更新

7月22日にMMORPG「ArcheAge」のゲーム内でオンライン花火大会が開催された

 ゲームオンが運営するMMORPG「ArcheAge」は、7月23日に7周年を迎えた。今までほかのタイトルではなかなかない、プレイヤーとすごく距離の近く面白いイベントを開催してきたArcheAge。私も、オフラインイベントで佐渡島に行ったり、アップデート情報を聞くために岐阜城に行ったり、なぜか短刀を作ったり箸を作ったりと、ArcheAgeのイベントではないとできないような体験を、取材を通じてさせてもらったことが印象に残っている。

 そんなArcheAgeだが、今年の周年は何をするのだろう? と密かに楽しみにしていた。しかし、昨今の情勢を鑑みてオフラインイベントは難しいだろうなと心配もしていた。そんな中で、ついにゲームオンから連絡が来た。「今年は7月22日にArcheAgeの世界で花火大会をやります!」と。

 オンラインゲームで花火大会というのは、今までに聞いたことがないので、単純に楽しそう! と最初は思っていたが、そのうち1つの疑問が湧いてきた。ゲーム内花火大会って、どうやって開催するの? という疑問だ。

 そこで今回は、4月に本作の日本運営プロデューサーに就任した“くまき”こと熊木 麻由氏、実際に花火を打ち上げたGMタヤン氏などに、花火大会はどのように開催したのか、当日どんな状況だったのかなどを聞いてみた。

日本運営プロデューサーの熊木 麻由氏とGMタヤン氏に、当日の裏側について聞いてみた

発端は広報の無茶ぶりだった

ーーまずは、ArcheAgeの世界でオンライン花火大会を開催された経緯を教えてください

熊木 麻由氏(以下、熊木):7月23日にArcheAgeが7周年を迎えたのですが、プレイヤーさんに感謝の気持ちを込めて何かしたいと考えていたところ、広報から「花火大会をやらないか」と提案があったんです。

ーー発案は広報の無茶ぶりだったと。

熊木:そうですね。急なアイディアだったんですが、実際にテストしてみたらとても綺麗で、スクショ映えもしそうだなということで、実際にやろう! という流れになりました。

ーーテストでは最初から本番と同じ形式だったんですか?

熊木:最初は運営の6~7人でゲーム内アイテムの花火を一斉に打ち上げてみたのですが、フレームレートが140fpsから30fpsくらいに落ちたんです。これは、プレイヤーさんも集まるとサーバー負荷的にシャレにならないなと思い、運営チームもプレイヤーさんも分散して開催しようという方向になりました。

場所を複数に分けて時間を限定することで、サーバーへの負荷を軽減しつつ開催

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