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生徒間での思わぬ発展も

バンタンが全生徒とスタッフにSlackを導入して起こったこと

2020年07月30日 18時30分更新

 バンタンは、2020年4月に開校したIT専門校「バンタンテックフォードアカデミー」の全生徒、スタッフ、主要講師にチャットツール「Slack」を導入させる方針を打ち出している。7月29日、導入から3ヶ月経過時点での導入成果を発表した。

 生徒はボットを開発。Slack上での出席確認や、特定の生徒の好みのアイドルの写真を表示させることに利用している。

 「バンタンをテーマにしたゲームを作ってみたい」という生徒が制作したチャンネルも存在している。テック村、パイソン高原などのプログラミング言語にちなんだネーミングでチャンネルを作成し、現在はRPGゲーム「バンタンクエスト」の開発も進んでいるそうだ。

 ユニークなのは「〇〇さんありがとう」チャンネル。当初は生徒からスタッフへ感謝の気持ちを送るチャンネルだったが、現在では、誰かに親切にしてもらった際に感謝を伝えるチャンネルとして運用されている。

 現在のチャンネル総数は103にものぼるといい、日々のコミュニケーションツールとしてももちろん、講師や生徒間での仕事の依頼や、生徒によるITツールの開発など、当初は想定しなかった活用がされているそうだ。

 なおバンタンでは、今回の成果を受け、2021年4月から同社が運営する全14スクールの新入生約3000人を対象にSlackの導入を拡大する。Slackを通じた生徒間のコミュニケーション、スタッフとの情報伝達や、生徒主導の部活発足などあらたな価値づくりの創出を目指す狙いだ。

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