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クロック微増のRyzen 3000XTシリーズと現行モデルの難解な性能差を30回試行で徹底比較

2020年07月07日 22時00分更新

文● 加藤勝明(KTU) 編集●ASCII

変更点はブーストクロックのみ、BIOS更新は注意

 改めてRyzen 3000XTシリーズのスペックをまとめておこう。変更点はブーストクロックのみで、ベースクロックは従来と同じ。TDPもTなしモデルと同じなので使い勝手の上で変わることはない、いわゆるリフレッシュ版だ。これまでの第3世代Ryzenの開発コードネームは「Matisse」だが、今回のRyzen 3000XTシリーズは「Matisse Refresh」と言うに相応しい。

 AMDから提供されたRyzen 3000XTシリーズの予想価格とRyzen 3000シリーズの実売価格を比較すると、最も価格差が小さいのはRyzen 5 3600XTだが、Ryzen 7 3800XとRyzen 9 3900XTはおおよそ4000円ちょっとの価格上乗せとなる。Ryzen 5 3600XTは例外的にCPUクーラーが付属するため、Ryzen 5 3600Xを選ぶ理由はなくなった、と言っていいだろう。

 ちなみにRyzenのブーストまわりの制御に使われるPPT/EDC/TDCの3パラメーターはPPTが142W、EDCが140A、TDCが95Aだが、こちらも既存のTなしモデルと共通である。

Ryzen 3000XTシリーズとそれに対応するRyzen 3000シリーズのスペック比較

 AMDの資料によれば、Ryzen 3000シリーズ対応BIOS導入済みのマザーボードであればRyzen 3000XTシリーズは動作するとあるが、この新CPUと次期APU(Renoir)対応を含めた「AGESA Combo V2 1.0.0.2」仕様のBIOSをリリースしているメーカーもある。万全を期すならBIOSを最新版にアップデートしてからCPUを買う、あるいはアップデート済みマザーボードとセットで買うことをオススメする。

筆者が検証に使っているGIGABYTE製「X570 AORUS MASTER」のサポートページでは、Ryzen 3000XTと次世代APUに対応と明記されたBIOS「F20b」が公開されている

「CPU-Z」でRyzen 9 3900XTの情報を拾ってみた。CPU-Zがまだ対応しきってないせいか、最上段の名称はRyzen 9 3900Xのままだ。しかし、やや下のSpecification欄には真名が表示されている

Ryzen 7 3800XTも同様

Ryzen 5 3600XTもやはり同じ

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