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低照度/超広角もOKの4眼カメラなどコスパ抜群の「TCL 10 Pro」を買った

2020年07月11日 12時00分更新

スマートキー、赤外線、逆充電など便利機能がたくさん

 本体の左側面にひとつだけ用意されているキーがスマートキー。このキーを1回押す、2回押す、長押しするという動作で、それぞれに設定した動作を実行してくれるというもの。

 筆者は、シングルプレスだと誤動作が多そうなので、何も設定せず、ダブルプレスでカメラ、長押しでスクリーンショットを取るようにした。

本体左側面に搭載されたスマートキーで簡単操作が可能

「スマートキー」の設定画面で、オンにする操作を選ぶ

多数の項目から動作を選ぶ。アプリを起動することも可能だ

 有機ELディスプレーを採用しているので、時計や新着数などを常時表示する「アンビエント表示」にも対応している。昔のガラケーのように、ディスプレーを使わなくても時間がわかるのは便利。もちろん、省電力とは言えバッテリーはある程度消費するので、気になる人は設定をカスタマイズしよう。

 新着があったときだけ表示したり、夜間もしくは仕事中などスマホを使わないときはオフにする設定が用意されている。

アンビエント表示の設定画面

アンビエント表示をオンにしたところ

 バッテリー容量は4520mAh。QC 3.0の急速充電に対応している。最大稼働時間は18時間、最大待ち受け時間は600時間となる。また、OTG REVERSE CHARGING機能を搭載しており、他のデバイスに逆充電することも可能。外出先でワイヤレスヘッドホンの充電が切れてしまった、といったときに便利だ。

逆充電でヘッドホンを充電できた

 性能はまさにミドルレンジといった所。とは言え、ヘビーなゲームでも問題なく動作するし、一般的な操作であればとてもサクサク反応してくれる。

 見た目もいいし、なにより安いので、コストパフォーマンスは最高クラスと言っていいだろう。リリースだけ見て飛びついたが、大満足。それどころか、高機能すぎて、サブ端末としてはもったいなく感じてきた。しばらくは外出時も持ち歩いて、使い倒すことになるだろう。もし今、なるべく安く、かつなるべく高性能なスマホを探しているなら「TCL 10 Pro」をオススメしたい。

「TCL 10 Pro」の主なスペック
ディスプレー 6.53型有機EL(19.5:9)
画面解像度 1080×2340
サイズ 約72.4×158.5×9mm
重量 約177g
CPU Snapdragon 675(オクタコア)
内蔵メモリー 6GB
内蔵ストレージ 128GB
外部ストレージ microSDXC
OS Android 10(TCL UI)
対応バンド LTE:1/3/5/7/8/18/19/26
W-CDMA:1/6/8/9/19
4バンドGSM
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz)
DSDS ×
VoLTE ○(ドコモ、au、SB)
カメラ アウト:6400万画素
+1600万画素(超広角)
+500万画素(マクロ)
+200万画素(暗所撮影)
/イン:2400万画素
バッテリー容量 4520mAh(9V/2A対応)
生体認証 ○(指紋、顔)
SIM形状 nanoSIM
USB端子 Type-C
カラバリ フォレストミストグリーン、エンバーグレイ
価格 4万9280円
 

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筆者紹介─柳谷智宣

著者近影 柳谷智宣

1972年生まれ。ネットブックからワークステーションまで、日々ありとあらゆる新製品を扱っているITライター。パソコンやIT関連の媒体で、特集や連載、単行本を多数手がける。PC歴は四半世紀を超え、デビューはX1C(シャープ)から。メインPCは自作、スマホはiPhone+Xperia、ノートはSurface Pro3とMacbook Air。著書に「銀座のバーがウイスキーを70円で売れるワケ」(日経BP社)、「Twitter Perfect GuideBook」(ソーテック社)、「Dropbox WORKING」(翔泳社)、「仕事が3倍速くなるケータイ電話秒速スゴ技」(講談社)など。筋金入りのバーホッパーで夜ごとバーをハシゴしている。好きが高じて、「原価BAR」を共同経営。現在、五反田・銀座で営業中。

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