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今年も「全国小中学生プログラミング大会」を開催することになりました!

2020年05月18日 15時00分更新

#今年も「全国小中学生プログラミング大会」を開催することになりました! #地方自治体や教育委員会の主催するコンテストとの連携

子どもたちにプログラミングの魅力と価値を伝えたい

全国小中学生プログラミング大会公式サイト

 小学校におけるプログラミング教育の必修化がいよいよはじまる今年度、第5回となる「全国小中学生プログラミング大会」の開催が決定しました。新型コナロウイルスの影響で、開催スケジュールを大幅に変更、例年夏休み明けの9月上旬としていた応募締切を11月3日に延長する形での開催となります。

 今回のウイルス禍は、ネットやデジタルがこれからの社会にはたす役割をより明確に示したと思います。リモートワーク、ネットを活用した自宅での学習や授業、外出自粛の中でネット動画やSNSに少しは救われているという人もいるはずです。医療分野では、感染症に関する論文やデータを共有するしくみも専門家の間では注目されました。

 これからの時代を生きる子どもたちが、未来を作るためにあたり前に持っていたい道具が、ネットとデジタルであり、そのための「プログラミング」なのです。全国小中学生プログラミング大会が、その魅力や価値を子どもたちが感じるきっかけの1つになれたらと思い今年度も進めていきます。開催スケジュールは、以下のとおり。

・7月1日(水) :応募開始
・11月3日(火):応募締切
・11月下旬:第一次審査通過作品発表(予定)
・12月中旬:入選作品発表(予定)
・2021年2月28日(日):最終審査会/各賞発表・表彰式(予定)

 

 全国小中学生プログラミング大会は、小中学生たちが自宅や学校などで作ったプログラミング作品を応募する形となるコンテストです。PC・スマートフォン・タブレットで動作するソフトウェア、またはロボット・電子工作などのハードウェアで、自身によるオリジナル作品であれば、使用する言語や作品の形式は一切問わず、またテーマの指定などありません。

 そして、大きな特徴は、「プログラミングは表現する力を身につけるために学ぶもの」と位置付けていることです。「発想力」、「表現力」、「技術力」の3つを審査基準としています。数学や論理的なことが得意な子ども、美術や音楽に興味のある子ども、モノを分解したり作ったりすることが好きな子どもなど、どのタイプの子どもにも挑戦できる大会をめざしています。

全国各地の自治体などが主催するコンテストとの連携をはかりたい

2019年10月の第4回全国小中学生プログラミング大会での最終審査会での作品デモのようす。

 今年度、全国小中学生プログラミング大会はコンテストの広がりをめざして新しい取り組みをはじめます。日本各地で、都道府県名や市町村名を冠した地域のプログラミングコンテストが開催されていますが、そうしたコンテストを主催する地方自治体や教育委員会、NPOなどに「エリアパートナー」となっていただき、全国小中学生プログラミング大会実行委員会との間で対等なパートナーシップを結ばせてもらいます。エリアパートナーとは、主に以下の3項目で連携します。

・プログラミングコンテストの実施を相互に告知・広報
・優秀な作品をWebサイトや表彰式等で相互に紹介
・地域のプログラミングコンテストで一定の評価を得た作品は、本大会の一次審査を自動的に通過するなどといったかたちで優遇

 これによって、子どもたちのプログラミングコンテストの全国規模のネットワークの構築をめざします。ご興味・ご関心をお持ちいただける場合は、ぜひ事務局にご連絡下さい。なお、昨年に引き続き「U-22プログラミング・コンテスト」とも連携します。また、今年度は自宅にいる時間が長くなっている子どもたちやプログラミングの関係者のためのビデオコンテンツの提供を行う予定です。

 全国小中学生プログラミング大会は、ここまで多くの協賛企業やメディアパートナーに支えられてきました。今年度も、大会主旨に賛同いただき活動を支援していただける協賛企業、および広報面でバックアップいただけるメディアパートナーを広く募集します。エリアパートナー募集とあわせて詳しくは、こちらのリリースに関する記事をご覧ください。

第4回全国小中学生プログラミング大会のグランプリ作品『現実シリーズ2 渋谷スクランブル交差点信号機』(小学2年生・小長井聡介さん)のデモ風景。渋谷のスクランブル交差点の交通シミュレーターを作るために現地にでかけて観察、Scratchの表示制限を回避するなどの工夫もされている。

 
 

主催:全国小中学生プログラミング大会実行委員会
(株式会社角川アスキー総合研究所、NPO法人CANVAS)
共催:株式会社朝日新聞社
後援:文部科学省 総務省 経済産業省(いずれも予定)、一般社団法人超教育協会
協賛:株式会社日本HP ほか
実行委員長:稲見 昌彦 (東京大学先端科学技術研究センター教授)
実行委員:遠藤 諭 (株式会社角川アスキー総合研究所 主席研究員)
     石戸 奈々子 (NPO法人CANVAS 理事長)
     清水 亮 (東京大学先端科学技術研究センター身体情報学 客員研究員)
審査委員長:河口 洋一郎 (CGアーティスト、東京大学名誉教授)
審査員:金本 茂 (株式会社スイッチサイエンス 代表取締役)
    林 千晶 (株式会社ロフトワーク 代表取締役)
    増井 雄一郎 (Product Founder & Engineer)
    松林 弘治 (エンジニア/著述家)
※敬称略
大会サイト:http://jjpc.jp/
参考リンク:U-22 プログラミング・コンテストhttp://www.u22procon.com/

募集内容:PC・スマートフォン・タブレットで動作するプログラムや、アプリ・ゲーム・ムービーなどのソフトウェア、ロボット・電子工作などのハードウェア。いずれも使用言語や作品の形式は問いません。ただし、すべてオリジナルでプログラミングしたもの、または自身による改良に限ります。
審査基準:「発想力」「表現力」「技術力」
応募資格:日本国在住の、6歳以上15歳以下(2020年4月1日時点)の小学生・中学生
     グループで応募する場合は3人以下。応募は1人(または1グループ)何作品でも可能
応募費:無料(応募までにかかる費用は自己負担)
表 彰:賞状および副賞
応募開始:2020年7月1日(火)
応募締切:2020年11月3日(水)
応募詳細:大会サイト(http://jjpc.jp/)をご参照ください

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