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トリプルカメラで2万円台、驚異的なコスパのSIMフリースマホ「moto g8」

2020年05月05日 12時00分更新

トリプルカメラで楽しく幅広い撮影が楽しめる

 続いてカメラだが、メインカメラは先にも触れた通り3眼構造を採用しており、低価格モデルにしてはかなり力が入っている。ただし、低価格化のためmoto g8 plusと比べると構成と性能は大きく変わっており、1600万画素/F1.7の標準カメラと800万画素/F値2.2の広角カメラ、200万画素/F2.2のマクロカメラを搭載。ToFカメラは用意されていない。

カメラは標準、広角、マクロの2つ。カメラの下にあるのはオートフォーカス用のレーザーになる

 とはいえカメラに強いこだわりがなければ、幅広い撮影シーンに十分対応できるとは感じる。特に標準カメラはF値が1.7と明るいので、比較的暗い場所でも明るく撮影できるし、広角カメラによる118度での広い画角で風景などを広く捉えることも可能だ。

広角カメラで撮影した写真。やや歪みは出るものの、風景を撮るのには便利だ

同じ場所から標準カメラで撮影した写真

常夜灯のみの環境よりやや明るめといった、薄暗い部屋で標準カメラを使って撮影した写真。ノイズは乗ってしまうが被写体はしっかり捉えられている

 そしてmoto g8の特徴的な要素といえるのは、マクロ専用のカメラを搭載していることだろう。カメラを被写体に近づけると、「マクロに切り替える」ボタンが現れるので、それを押すとマクロカメラでの撮影に切り替わり、被写体にかなり近づいて撮影することが可能だ。

標準カメラで近い被写体に寄ったところ。「マクロに切り替える」ボタンが現れ、マクロカメラへの切り替えを促してくれる

マクロカメラに切り替わった。かなり近い被写体でもピントが合うようになるが、カメラは200万画素なので写真のサイズは小さくなる

 ただし、マクロカメラは200万画素と性能が高いワケではないので、写真のサイズも小さくなってしまう。端末上で見る分には問題ないが、他の人に送ったり、パソコンで見たりした時にはサイズ感の違いが気になるかもしれない。

 またモトローラのスマートフォンらしい特徴として、楽しく撮影する機能も充実している。具体的には特定の被写体の色だけを抽出して他の部分をモノクロにする「スポットカラー」や、動画を撮影した後、選択した箇所以外の動きを止めパラパラ漫画風の動画を作成できる「シネマグラフ」などだ。

特定の被写体の色だけを抽出し、他はモノクロにする「スポットカラー」など、写真を楽しく撮影できる機能も充実している

 一方フロントカメラは800万画素/F2.0と、性能は高くないものの低価格モデルでは標準的な内容といえる。美肌機能の「ビューティーモード」や、笑顔でシャッターを切ることができる「オートスマイルキャプチャー」などの機能を備えており、気軽にセルフィーを楽しむには十分だろう。

フロントカメラで撮影。800万画素とミドルクラスとしては標準的な内容だが、ビューティーモードの搭載など基本的な機能はひととおり揃っている

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