週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

オンライン会議にも使える話題のノイズキャンセル機能!

RTX Voiceの超強力なノイズキャンセルはゲームプレイにどの程度影響するのか検証してみた

2020年04月29日 16時00分更新

ゲームのパフォーマンスにはどの程度影響がある?

 では、RTX VoiceはGPUをどの程度使うのだろうか? 今回はDiscordで筆者のPC1とPC2で音声通話を用いて検証した。RTX VoiceをインストールしたPC1のスペックは以下の通りだ。

検証環境
CPU AMD「Ryzen 9 3950X」(16コア/32スレッド、3.5~4.7GHz)
CPUクーラー CRYORIG「A80」(簡易水冷、280mmラジエーター)
マザーボード GIGABYTE「X570 AORUS MASTER」(AMD X570)
メモリー G.Skill「Trident Z RGB F4-3200C16D-32GTZRX」(DDR4-3200、16GB×2)×2
グラフィックス NVIDIA「GeForce RTX 2060 Founders Edition」
ストレージ GIGABYTE「AORUS GP-ASM2NE6200TTTD」(NVMe M.2 SSD、2TB)
電源ユニット Super Flower「LEADEX Platinum 2000W」(80PLUS PLATINUM、2000W)
OS Microsoft「Windows 10 Pro 64bit版」(November 2019 Update)

 まずはDiscordを使って通話だけしている状態で、CPUやGPUの負荷をタスクマネージャーで確認してみた。

RTX Voiceでマイクとスピーカーにノイズキャンセル処理をさせつつ、Discordで通話した時のCPU負荷。物理16コアのCPUには余裕過ぎる負荷だ

次はGPUで、まずはRTX VoiceでInputもOutputもチェックボックスを外した状態。CUDAもCompute_0も_1もピクリとも動かない

RTX VoiceでInputのみチェックを入れた状態。CUDAに一定の負荷が出現しているが、極めて低いことがわかる

RTX VoiceでInputとOutputにチェックを入れた状態。Inputだけの時よりもCUDAの負荷は上がっている

 RTX Voiceのノイズキャンセル処理はCUDAコアを使って実行されるが、マイクとスピーカーの両方にノイズキャンセル処理をかけても負荷は小さいことがわかった。しかし、GPUパワーを使う以上、RTX Voiceとゲームを並走させれば、ひょっとするとゲームのパフォーマンスが落ちるのではなかろうか。次は3D描画タスクと併用するとどうなるのかを見てみよう。

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事