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アップルがMacにiPad向けのチップを使う?

2020年04月28日 09時00分更新

●iPhone/iPadより速いパフォーマンス

 現在最新のA13 Bionicチップは、第2世代の7nmプロセス。世界初の7nmプロセスのチップは、1つ前のA12 Bionicでした。Intelの最新チップは10nmプロセスに留まっており、集積度の点ではTSMCが製造するAシリーズの方が数歩リードしています。

 技術力とともに、毎年2億台というオーダーで作られ続けているAシリーズチップの優位性を垣間見ることができます。実際、iPhone SEに搭載されるシングルコアのスコアは、MacBook Airに搭載される低電圧のクアッドコアIntel Core i5を上回り、チップ全体としても同じパフォーマンスを実現しています。

 しかしながら、Bloombergの記事には、Aシリーズのチップが「Intelチップの性能に及ばない」点を指摘していました。そのため、AシリーズのMacが導入されても、MacBook ProやMac Proといった上位モデルは引き続きIntelチップが採用されるというのです。

 確かに、iMac Proは18コア、Mac Proは28コアのIntel Xeonチップが搭載されるわけで、これに比べると現状6コア、来年のハイパフォーマンスモデルで12コアというAシリーズは見劣りします。

 注目は、どの程度のパフォーマンスまでなら、Aシリーズチップがカバーできるのか、です。

 長くなってきましたので、後編に続きます。

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

公式ブログ TAROSITE.NET
Twitterアカウント @taromatsumura

筆者紹介――松村太郎

 1980年生まれ。ジャーナリスト・著者。慶應義塾大学SFC研究所上席所員(訪問)。またビジネス・ブレークスルー大学で教鞭を執る。モバイル・ソーシャルのテクノロジーとライフスタイルについて取材活動をする傍ら、キャスタリア株式会社で、「ソーシャルラーニング」のプラットフォーム開発を行なっている。

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