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アップルがMacにiPad向けのチップを使う?

2020年04月28日 09時00分更新

●「iPadとMacの融合はない」

 アップルの首脳はたびたび、このことを確認してきました。ジョブズの時代から、こうした強い否定は、後の肯定になる、というアップルにありがちな法則もちらつく一方で、その言葉はこれまで守られてきた印象です。

 Macとの融合がない、という前提の中でも、アップルで共通する様々なテクノロジーはお互いを行き来しています。こうしてiPadは、タッチスクリーンを持つ次世代のコンピュータとして進化を続け、iPadOSによって外部メモリ対応やマウス対応を獲得し、ついにMacと同じキーボードがアクセサリとして登場しました。

 次はMacの番、ということで2021年に実現するとみられているのが、iPhone、iPadと同じAシリーズチップのMacへの搭載です。

 Bloomberg等が報じたところによると、iPhone・iPadよりも更に高速なチップが3種類用意され、中には12コアのチップもあるそうです。そして2021年に少なくとも1機種のMacが登場する、と伝えています。

 「iPadとMacの融合はない」という言葉を信じるなら、Aシリーズ搭載のMacはタッチパネルに対応せず、これまでと同じMacアプリが動作することになります。

 一方で、現在iPadで実現しているTrueDepthカメラによるセキュリティやARへの対応、セルラー通信といったMacで実現していない部分への対応がどうなるのか、期待を寄せてしまいます。

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