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“デキる人オーラ”抜群でテレワークにも最適

第10世代Core i7搭載、シルバーカラーが美しい15.6インチノートPC「mouse X5」をレビュー

2020年04月23日 11時00分更新

文● 高橋佑司/ASCII
提供: マウスコンピューター

 マウスコンピューターは、3月24日に15.6インチノートPC「mouse X5」を発売した。

 今までシルバーや黒、白といった落ち着いたカラーが多かったマウスコンピューターだったが、昨年12月に発売したAMD Ryzen 5 3500U搭載の「mouse X5-B」は、天板に鮮やかなレッドカラーをあしらい、非常に目を引くビビットなデザインを採用した。

 そんな「mouse X5-B」と同じmouse X5シリーズから登場した「mouse X5」は、今までのマウスコンピューター製品にはなかった、明るくスタイリッシュなシルバーカラーでまとめた製品だ。プロセッサーにはIntelの第10世代CPU、Comet LakeのCore i7-10510Uを採用している。

 昨今、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響でテレワークの需要が高まっている中、新たに自宅業務用のノートPCを導入する、という人も増えているのではないだろうか。

 今回は、「mouse X5」の実力をチェックしつつ、需要の高まるテレワーク用マシンとしての使い心地についてもレビューしていきたい。

「mouse X5」の標準スペック
CPU Intel「Core i7-10510U」
(4コア/8スレッド、1.8GHz~4.9GHz)
グラフィックス インテル UHD グラフィックス
メモリー 8GB
(8GB×1、DDR4-2666)
ストレージ 256GB SSD
(M.2 SATA3接続)
ディスプレー 15.6インチ フルHD
(1920×1080ドット)、ノングレア
無線LAN Wi-Fi 6 AX201
(最大2.4Gbps/IEEE802.11ax/ac/a/b/g/n)
Bluetooth Bluetooth 5.0
インターフェース USB 3.0×2、USB Type-C(USB Power Delivery対応)、USB 2.0、HDMI、ヘッドフォン出力/ヘッドセット端子、RJ-45ポート、microSDカードリーダー
バッテリー駆動時間 約20.5時間
サイズ 356(W)×233(D)×17.9(H)mm
重量 約1.39kg
OS Windows 10 Home(64bit)

15.6インチなのにスリムで軽量
落ち着いた銀色がエレガント

 まずは製品の外観から見ていこう。やはり最初に目を引くのは、その美しい銀色のカラーだ。シルバーカラーはあまりギラギラしても下品になるものだが、本製品ではマットな質感で落ち着いた仕上がり。

 天板に入る「mouse」のロゴマークは、自己主張しすぎず、うまく一体感を演出している。

 また、スリムで無駄のないデザインも大いに目を引くポイントだ。「mouse X5」は、15.6インチサイズのノートPC。15.6インチといえば、ノートPCとしては大きめの部類に入る。画面が大きく、広いスペースを使えるので、オフィスソフトで作業するにしても、ウェブを閲覧するにしても、あるいは趣味で映画を見る際などにも有用だ。

 ただ、画面サイズが大きければ、やはりその分本体サイズも大きくなりがちだ。同時に重量も重くなりやすく、持ち運んで使うよりも、作業場に置いておくPCとして使うような場合が多くなる。

 しかし「mouse X5」は狭額縁ベゼルを採用し、356×233mmと、ディスプレーサイズのわりに本体サイズがかなり抑えられている。素材に軽量で高強度のマグネシウム合金を採用し、強度を確保しながら厚みも約17.9mmと非常にスリム。同社の従来の15.6インチサイズノートPC「mouse F5」シリーズが約24.1mmなのに比べ、4分の3ほどになっている。

 重量も約1.39kgと、mouse F5シリーズの約2.1kgから大幅に軽量化しており、一部の14インチノートPCと比べてもそん色のない軽さだ。大画面ながらデスクにおいてもスペースを取らず、持ち運びも苦にならないので、非常に扱いやすい。

 インターフェースは、右側面に電源ポート、HDMI、USB 3.0、USB Type-Cを配置。左側面には、RJ-45ポート、USB 2.0、USB 3.0、ヘッドホン出力/ヘッドセット端子、microSDカードスロットを備える。

 スリムなノートPCには非搭載になりがちな、有線LANポートも搭載している。Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応しているので、環境が整っていれば高速な無線LAN接続も可能だが、Wi-Fi 6環境がなかったり、PCを移動させることがないという人は、有線で安定したネット環境を利用できる。

 HDMI出力に対応しているため、サブディスプレーを追加することも可能だ。テレワークでノートPCを導入したものの、表示スペースが足りないという人は、外部ディスプレーを追加できる。

 キーボードは、HOMEキーやPageUpキーなど一部のキーがEnterキーよりも右側に配置されている点は少々特殊だが、一般的に使用頻度の多いキーについては標準的な配置なので、文字入力などで困ることはあまりないだろう。

 キーピッチは約18mm、キーストロークは約1.4mmと標準的な仕様。キー自体がやや大きめで、キー間の隙間が若干狭い印象だが、これは使っているうちにすぐ慣れるレベルだ。キーボードはLEDバックライトを搭載しているため、暗いところでもタイピングしやすくなっている。

キーボードはバックライト内蔵

 タッチパッドは十分な大きさがあり、下部はクリックボタンになっている。左上の角をダブルクリックすることで、タッチパッドのオン/オフを切り替えられ、タイピング時にタッチパッドが反応するのが嫌な人はここで手軽に無効化できる。

 テレワークのビデオ会議などで有用な、ウェブカメラ(100万画素)+マイクも搭載。カメラはWindows Hello顔認証にも対応しているので、いちいちパスワード入力しなくても生体認証で素早くPCを起動できるのも使いやすい。

 また、バッテリー持続時間が約20.5時間(公称値)とかなり長時間なのもポイントだ。電源に接続しなくてもほぼ1日利用できるので、自由に持ち運んで使用できる。昨今は外出自粛で外に持って行く機会というのは減っているかもしれないが、家の中でも場所を気にせず使える上、常にコンセントを占領せずによいというのは、便利に感じる人も多いのではないだろうか。

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