週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Twitterアイコン
  • RSSフィード

“デキる人オーラ”抜群でテレワークにも最適

第10世代Core i7搭載、シルバーカラーが美しい15.6インチノートPC「mouse X5」をレビュー

2020年04月23日 11時00分更新

文● 高橋佑司/ASCII
提供: マウスコンピューター

ビジネス用途でも十分な性能

 次はベンチマークソフトを使ってPCの性能をチェックしていこう。「mouse X5」は、4コア/8スレッドのCore i7-10510Uを搭載、メモリー8GBで、ストレージはSATA3接続の256GBというスペックだが、果たしてスコアはどうなるだろうか。

 まずは、「PCMark 10」でスコアを計測していく。なお、各ベンチマークの計測は本機を電源に接続し、電源モードを「最も高いパフォーマンス」に設定したうえで計測している。

 総合スコアは3540となった。アプリの起動速度やウェブブラウジング、そしてテレワークでも重要なビデオ会議などのスコアを表す「Essentials」は、7414という数値を示しており、十分な数値といえるだろう。ExcelやWordといったオフィスソフトなどの速度を表す「Productivity」も6374で、快適に使用できるはずだ。

 グラフィックスがCPU内蔵のインテル UHD グラフィックスなので、写真や動画編集、3Dレンダリングなどの性能を示す「Digital Content Creation」は2549とさすがに伸びないが、総合的なスコアを見れば、ウェブ閲覧など普段使いから、一般的なビジネスでの利用まで十分にこなせる性能を持っているといえる。

 次は、「CINEBENCH R20」でCPUの性能を計っていこう。マルチスレッドでのスコアである「CPU」は1011ptsと若干控えめだが、シングルコアでの「CPU(Single Core)」は394と高めな数値になっている。動画エンコードなど並列処理が重要な場面はともかく、オフィスソフトなど一般的な用途では十分な性能を発揮できるだろう。

 続いて、「CrystalDiskMark 7.0.0」でストレージの転送速度を計っていく。シーケンシャルリードの値は551.89MB/s、シーケンシャルライトは500.96MB/sだ。標準構成では、SATA3接続のM.2 SSDを搭載しているため、速度はそれほど大きくはない。とはいえ、低価格のノートPCなどで採用されるようなHDDやeMMCなどよりは当然高速であり、普通に使っていてそれほど不便さを感じるような場面はあまりない。

 より快適な動作を求める人は、BTOメニューで同じ256GBのPCI Express接続SSDを+2800円で選べる。さらに上のスペックを目指すなら、ストレージ容量を増やしたりPCIe Gen3 x4接続のストレージも選択できるので、好みで選ぶといいだろう。

 ゲーミングPCではないが、せっかくなので3Dグラフィック性能も計ってみよう。まずは「3D Mark」の各テストでスコアを計る。DirectX 11を使用したテストの「Fire Strike」では、スコアは936に。DirectX 12のテストである「Time Spy」は385という結果だった。

 やはりCPU内蔵のグラフィックスなので、スコアは高くない。Fire Strikeはグラフィックステストのシーン1、2ともに5fps出ておらず、Time Spyもグラフィックステストは約2fpsほどになっている。

 なお、非ゲーミングPC向けのテストである「Sky Diver」のスコアは3791、「Night Raid」のスコアは4415だった。

 実際のゲームのベンチマークとして、「ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク」も試してみる。画質を「最高品質」、解像度をフルHD(1920×1080ドット)、フルスクリーンモードでスコアを計ると、878で「動作困難」という結果に。画質を「標準品質(ノートPC)」、解像度をHD(1280×720ドット)にしたところ、スコアは3273で「やや快適」という評価になり、平均フレームレートは約23fpsだった。

 次はより軽めの「ドラゴンクエストX ベンチマーク」で計測。フルHD解像度で、画質を「最高品質」、フルスクリーンモードで計測したところ、スコアは3681になった。

 「mouse X5」のグラフィックスはCPU内蔵のインテル UHD グラフィックス。やはり3DCGゲームを快適に遊べるほどの能力を発揮するのは難しい。とはいえ、ウェブブラウジングなどは快適にこなせる性能を持っているので、ブラウザーゲームなどを遊ぶのには十分だろう。

 また、「mouse X5」には、5.1/7.1chのバーチャルサラウンドなど音響効果を設定できる「Sound Blaster Cinema 5」を搭載しており、ユーティリティーソフトの「Sound Blaster Connect」からセッティングが可能だ。映画を視聴する際など、音響効果を設定してみるとより楽しめるかもしれない。

ユーティリティーソフト「Sound Blaster Connect」

デバイスにこだわるビジネスパーソンにオススメ

 昨今の情勢から、テレワーク用のPCを買い求める人は増えていることと思うが、PCはそれなりに長く使うことが想定されるもの。使う製品はこだわって選びたい。

 スペックなどももちろんだが、自分の手足となって使うデバイスであれば、やはりデザイン面でも気に入ったものがいいだろう。BTOメーカーのPCは、安くてスペックのカスタマイズなどもできるのはいいが、デザイン面は没個性的でパッとしないものもある。

 その点、「mouse X5」のデザインは、見た目にこだわる人も納得の美しさといえるのではないだろうか。大人なシルバーカラーと無駄のないスリムなボディーは、所持していると一気に“デキル人”になったような感じがして、仕事のモチベーションも上がるというものだ。

 実際、スペック面でも仕事のデキるPCであるので、見た目だけのマシンということもない。第10世代のCore i7搭載で、Wi-Fi 6などにも対応しながら、税込み12万4080円からという価格は十分にお手頃価格と言えるだろう。

 今まで「BTOのノートPCはデザインがちょっと……」などと思っていた人も、この「mouse X5」はぜひチェックしてもらいたい製品だ。

(提供:マウスコンピューター)

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう