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文句なしの性能、5G対応SIMフリースマホ「HUAWEI Mate 30 Pro」の実力をチェック

2020年04月17日 12時00分更新

4000万画素のカメラを2基搭載、性能はトップクラス

 そのカメラに関してだが、HUAWEI Mate 30 Pro 5Gは約4000万画素(センサーサイズが1/1.54型と大型)の広角カメラと超広角カメラに加え、約800万画素の望遠カメラ、そして被写体との距離を測定するToFカメラを搭載した、4眼カメラ構造となっている。

カメラはToFカメラを含め4つ搭載。そのうち広角・超広角カメラは約4000万画素と非常に性能が高い

 大きなポイントとなるのは、やはり約4000万画素を搭載した2つのカメラであろう。前機種のHUAWEI Mate 20 Proや、ドコモから発売された「HUAWEI P30 Pro」も広角カメラが約4000万画素で、いずれも夜景など暗い場所での撮影に強いことが特徴になっていた。それゆえHUAWEI Mate 30 Pro 5Gは、広角カメラだけでなく超広角カメラでも、美しい夜景を簡単に撮影できるようになったワケだ。

超広角カメラで撮影したところ

広角カメラで撮影したところ

広角カメラで食べ物を撮影したところ

 しかもHUAWEI Mate 30 Pro 5Gは、2つのカメラの高解像度を生かし、広角・超広角での4K動画撮影にも対応。夜景での写真・動画撮影には、その性能をふんだんに発揮できるようになっているのだ。ただし2つのカメラはセンサーが同じではなく、広角カメラはRYYB、超広角カメラはRGGBのセンサーを採用している。それゆえ実際に同じシーンで撮影してみると、やや色合いが異なったのが少々気になった。

広角カメラで夜の風景を撮影したところ。約4000万画素のRYYBセンサーの搭載により、夜景も鮮明に映し出せる

超広角カメラで夜の風景を撮影したところ。どちらも明るく写し出せているが、センサーの違いからかやや色合いは違っている印象だ

 一方、望遠カメラは光学で3倍相当、ハイブリッドズームでは5倍相当の撮影が可能で、デジタルズームでは30倍相当の撮影もできる。HUAWEI P30 Pro(デジタルズームで最大50倍)より倍率は低いものの、それでも光学5倍相当まで、画質を落とさず撮影できるのは大きなメリットだ。

東京スカイツリーを下から広角カメラで撮影したところ

同じ場所から望遠カメラで撮影したところ。光学3倍相当の望遠撮影が可能だ

ハイブリッドズームの活用で、光学5倍相当で撮影したところ。HUAWEI P30 Proには譲るものの、画質を落とすことなくここまで寄ることができる

 フロントカメラも約3200万画素とかなり性能が高いのに加え、こちらにもToFカメラが搭載されている。そのぶんノッチは大きいのだが、ToFカメラの活用によってよりポートレート撮影だけでなく、セキュリティーの高い3D顔認証も実現している。ディスプレーに内蔵された指紋センサーとハイブリッドでの活用が可能なので、マスクをする機会が多いシーズンでも安心だ。

フロントカメラにもToFカメラを搭載しており、ポートレート撮影などに活用できる。その分ノッチは大きめだ

ToFカメラの活用により、3Dによるセキュリティーの高い顔認証も可能だ

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