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ポータブルの域を超えた、高性能・高機能のネットワークプレーヤーが誕生

これぞ完成形、CHORD「Hugo 2」+「2go」のタッグのすごい機能を紹介

2020年04月06日 13時00分更新

5. DLNA (またはuPnPとも呼ぶ)を使う

 音楽ファイルがNAS(メディアサーバー)に保存されている場合は、DLNAの仕組みを使うことで、Hugo2/2goを本格的なネットワークプレーヤーとして活用できる。DLNAは保存した音楽ファイルをストリーミングする“メディアサーバー”(DMS)、そのデータを受けて再生する“レンダラー”(DMR)、そしてメディアサーバー上のどのファイルをどのレンダラーに送るかを指定する“コントロールポイント”(DMC)という3つの要素から成り立っている。

8Player

サーバーとして2goを選ぶこともできる

 2goは、“メディアサーバー”と“レンダラー”の両方になることができる。2goに差してあるmicroSDカードの中身は、メディアサーバーの上にあるものとして認識される。そのコントロールにはスマートフォンを使うのが一般的だ。iPhoneならば「8 Player」がお勧めだ。一般的な使い方は、NASをメディアサーバー、2goをレンダラーとして指定する形になると思うが、メディアサーバーを2go、レンダラーも2goと指定することで、MPDクライアントを用いずにmicroSDカード内の音源を再生することが可能だ。

 なお、Astell&Kernなど一部のハイレゾプレーヤーも、Wi-Fi接続機能やDLNA対応機能を持っている。AK Connectと呼ばれる機能がそれだ。Astell&Kernのプレーヤーはメディアサーバー/レンダラー/コントローラーのいずれにもなれるため、Astell&Kernプレーヤーの内蔵メモリーに保存したハイレゾ音源を、Astell&KernプレーヤーのGUIを使って選択し、レンダラー(2go)に送ることができる。

 これはNASを持ち運べない外出先などで、Hugo 2+2goを使った高音質な再生を楽しみたい場合に便利だ(Astell&Kern製プレーヤーはUSBデジタル出力も持つため、有線で直接Hugo 2に接続も可能だが)。

6. TIDAL/Qobuzのストリーミング再生を利用する

 2goでは、TIDALまたはQobuzストリーミングサービスを直接再生できる。これらはスマホアプリで再生し、AirPlayで2goに送ることもできるが、DLNA機能を使って2goで直接再生した方が、音質がいいように思える。

 TIDALとQobuzは、ともに海外のサービスで、国内向けの正式サービスは始まっていないが、カタログ数の多さや配信品質の高さで、オーディオ好きには定評のあるサービスとなっている。設定はGoFigureで、TIDAL/Qobuzのアカウントを入力。そのうえでDLNAのコントロールアプリを使って、TIDAL/Qobuzをメディアサーバーに指定する。

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