週刊アスキー

  • Facebookアイコン
  • Xアイコン
  • RSSフィード

旧製品は安いけど将来を見据えた選択が重要

大量にマシンを導入する際に考える予算と生産性のバランス

2020年03月31日 10時00分更新

 さらにストレージは、断然PCIe接続の第3世代ハイスピードSSDを選びたい。ファイルの読み書きの速さはOSやアプリを使う際の動作速度にも関わってくる。体感的にも大きな差になるため、ここを渋るのは避けるべきだ。たとえ容量が少なくても選んでほしい。

第3世代ハイスピードタイプのストレージ性能を「CrystalDiskMark 7.0.0」で計測した結果。SATA接続だと500MB/s程度なので圧倒的なアクセス速度が得られる。

 また、テレワークをするという観点で考えると、セキュリティーの強化やLTEモジュールの搭載も検討すべきだろう。自宅とオフィスだけで利用するというのであれば、LTEモジュールは必要ないかもしれないが、モバイルワークを主とした営業職などでは、ネットワークを常に確保する上では必須だろう。別途モバイルルーターを持ち歩いたり、スマホのテザリングに頼るよりは、管理もしやすくスマートな運用が可能となる。

時代は5Gに突入したが、まだまだ普及には時間がかかる。しばらくはLTEで十分だ。

 ただ大量導入する場合、すべてが同じスペックのマシンである必要はない。同じベースマシンでも、従業員の働く環境に合わせて、スペックを考え、機能を取捨選択することで、予算を抑えることは可能だ。ただ、ある経営者は「スペックを上げることで生産性が上がるのであれば、その分コストを掛けても十分元が取れる」と語ったことがある。マシンサイクルも長めにせず、常に時代に合わせた最適なスペックを求めていた。いかに最高の生産性を保つかは、経営者がどう判断するかにかかってくるといっても過言ではない。

 VAIOには法人営業部隊が、企業の要望に合わせて最適「快」を出してくれるはず。いろいろと相談して、不可能を可能にしてほしい。

■関連サイト

この記事をシェアしよう

週刊アスキーの最新情報を購読しよう

本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります

この連載の記事