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トイレの空き状況などを確認できるオフィス向けIoTサービス

2020年02月27日 09時00分更新

 センスウェイは2月26日、オフィス向けトイレIoTサービス「ToiletMaster(トイレットマスター)」の提供を開始した。

 オフィスの利用者やビル管理者の意見から、トイレでのスマートフォン利用などによる個室トイレの占有が常態化している実態を受け、トイレにまつわるさまざまな課題をIoTで解決する法人向けサービスとして、ToiletMasterを開発したとのこと。

LoRaWAN室内用ゲートウェイ

 ToiletMasterは、LoRaWAN室内用ゲートウェイを1台設定するだけで、複数階のトイレのドアに設置したセンサーから、ドア開閉時のデータを受信可能で、アプリケーションから空き室状況や利用状況統計などを確認できるという。

センサーデバイス

設置イメージ

 センサーデバイスは、従来技術と比較して電池交換の頻度が少ないほか、両面テープで設置可能なため電気配線工事の必要がなく、メンテナンスの負担も少ないという。

ToiletMaster 利用画面イメージ

 また、ToiletMasterで提供されるアプリケーション機能は、PC、スマートフォン、デジタルサイネージに対応した利用者向けのダッシュボード機能や、企業の総務担当といった管理者が利用するための分析機能、ビル管理会社が使うためのデバイスの状態管理機能など、ユーザーに応じたサービス画面を用意する。

 初期費用は1台9800円。現在、3月末までセンサーデバイス5台以上を注文した人を対象に、初期費用50%OFFキャンペーンも実施している(別途、設置代行オプションも利用可能)。

 基本料金は月額3400円(LoRaWAN室内用ゲートウェイ1台 ※ゲートウェイの追加は1台あたり月額3400円、アプリケーション利用料、通信費用)。センサーデバイス使用料は月額400円/1個。

 ToiletMasterはすでに、三井不動産の管理する一部ビルに導入されているほか、朝日ネットの自社オフィスのトイレに導入されているとのこと。

 センスウェイは今後、AI・データ分析機能による、不正利用や汚れといった異常状態の検知などの機能をToiletMasterに追加し、よりユーザーのニーズにあったサービスの拡充を実施予定とのこと。また、ToiletMasterの販売目標として、2年のうちに1万5000個のデバイス提供を目指すとしている。

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