トンボは勝ち虫、前にしか進まず退かない
ちなみに、Dragonfly(トンボ)というネーミングからは、軽さをイメージすることができるが、ネーミングには、それ以上に深い意味がある。
昆虫のなかから、空を飛ぶ生き物が生まれたのは、約3億年前の石炭紀と言われている。そのひとつが、メガネウラオオトンボであり、当時は、羽を広げると70cmを超える巨大なものもいたと言われている。まだ鳥などがいない時代において、悠々と空を飛んでいたことから、トンボを「新しい世界へ飛び出すもの」、あるいは「進化の象徴」として認識されることもあるという。
岡 「Dragonflyは、新しい働き方を実現するというコンセプトから生まれたPC。そこで、新しい世界へ飛び出し、進化の象徴である、Dragonflyという名前をつけた」
また、日本では、トンボを「勝ち虫」と呼び、前にしか進まず、退かない特性から、「不転退」の精神を表すものともされている。「何があってもくじけずに、屈することなく、前に突き進むということも、この製品にDragonflyという名称をつけた理由のひとつ」と、岡社長は説明する。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう