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国家戦略特区の千葉市で初実施

クラウド診療「CLINICS」を活用したオンライン服薬指導を千葉市で実施

2020年02月18日 17時00分更新

「CLINICSオンライン診療」を活用したオンライン服薬指導を千葉市で開始

 メドレーは2月18日、同社が運営するオンライン診療支援サービス「CLINICSオンライン診療」を活用したオンライン服薬指導を、国家戦略特区である千葉市で実施したと発表した。

 CLINICSオンライン診療は、医療機関がオンライン診療をスムーズに実施するための各種機能を搭載したクラウドサービス。ウェブ予約・事前問診・ビデオチャットでの診察・クレジットカード決済・薬・処方せんの配送サポート等の機能を備える。

 CLINICSを利用したオンライン服薬指導によって、患者は医師による診察・薬剤師による服薬指導をひとつのアプリで完結できる上に、薬も配送されるため、移動や待ち時間のない医療体験が可能になるという。

 薬局における服薬指導は、法律で対面での指導が義務付けられている一方で、国家戦略特区では、医療資源の乏しい地域に限ってオンラインでの服薬指導が認められている。2019年9月には厚生労働省が省令改正を行い、一定の要件を満たす場合に、国家戦略特区の都市部でもオンライン服薬指導の実施が可能となった。

 今回、国家戦略特区である千葉市では、内閣総理大臣の認定を受けて、2019年12月より一定の要件のもとでオンライン服薬指導が始まった。2月18日現在、千葉市では医療機関13施設と薬局3店舗でCLINICSが活用されている。

 熊谷俊人 千葉市長は、「今回のように、患者は診療と服薬指導を同一アプリで完結できるため、使いやすさや、医療機関・患者のさらなる負担軽減から、利用者の拡大が期待されます。」とコメントしている。

 オンラインでの服薬指導は2020年内に一定要件のもと全国で解禁になる見込みだ。

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