ポタ研 2020冬で見つけた新製品(ヘッドホンアンプ/ケーブル編)
薄型・高音質で、なかなかハイコスパなポタアン「hip-dac」など、新製品が登場
2020年02月17日 13時00分更新
Bluetoothにも対応BURSON AUDIO「Conductor 3X」
バーソンから登場するのはESS9038 Q2Mをデュアルで搭載した、バランス駆動のDAC内蔵ヘッドホンアンプ「Conductor 3X」だ。アナログアンプはクラスAを採用してXLRバランス出力は7.5W、アンバランスで3.75Wとパワフルだ。バランス入出力がありプリアンプとしても使える。aptX HD対応のBluetoothにも対応。リモコン付属、タテ置きにも対応する。
海外ではすでに発売されているが、日本ではBluetoothを搭載するため技適の審査があり、もう少し発売までに時間がかかりそうだ。価格は未定だが海外での販売価格は2200ドルぐらい。S/N感が良く、解像度の高い音である。音色はウォームでこってりとした低音を聞かせてくれた。
受注生産の手作りアンプSound Levelage「Inva」
初参加となったSound Levelageはスタジオでのミックス・マスタリング用にも使える小型のヘッドホンアンプを出品。XLR 4pinと直径4.4mmの端子でバランス駆動に対応。直径6.3mmの標準プラグにも対応する。2種類のボリュームや帯域ごとの位相調整機能など、プロ用の機能を搭載したユニークなモデルで、20万円で受注生産する予定。
上位機種と同じ入力回路を搭載MASS-kobo「model433」
マス工房から新登場したミドルクラスのヘッドホンアンプ。出力トランジスタは既存の「model 428」と同じ、入力回路は「model394II」と同じという設計で、受注生産28万円(税別)となる。上位モデルの価格は60万円なので、これはかなりのハイコスパモデルと言える。入力はRCAのアンバランスとXLRのバランス入力に対応して、バランス入力基準レベルの切替も装備。
音は「model 428」よりグレードアップされており、わずかに立っていた音のエッジがなめらかになり、全域で厚みが増している。バランス接続では低域が軽々とドライブされ、音場感も向上する。さすが据え置き型と思わせてくれる音だ。
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