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小型薄型で4.4mmバランスやMQAにも対応したポタアン「hip-dac」が本日発売、価格1万9800円

2020年02月26日 17時00分更新

 トップウィングは、イギリスiFi-Audio社のポータブルUSB DAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ「hip-dac」を2月26日に発売した。価格は1万9800円。

 高性能・高音質でリーズナブルな価格帯の製品も揃える、iFi-Audioの中でも史上最小サイズのポータブルヘッドホンアンプとなった。既報の通り、4.4mmバランス駆動、MQAのレンダラー機能、ゲイン切り替え機能の「PowerMatch」などに対応する。

 対応フォーマットはDSDが最大12.4MHz、PCMが最大384kHz/32bitまで。バーブラウン製のDACチップを内蔵する。PCMとDSD信号は、途中の変換なしに独自の経路を通るため“ビットパーフェクト”の状態での伝送が可能だとする。ロータリー式ボリューム・コントロールの両側にはひと組のLEDを装備。これは再生中のデジタル・オーディオのフォーマットとサンプリングレートに応じて色が変わる仕組みだ。

 フェムト精度のクロックを搭載。また、USBデジタル入力用のXMOSコントローラーでは、iFi-Audioが独自に作成したプログラムを使用。変換精度の高さを主張している。また、ファームウェアの書き換えにより、将来的なグレードアップも可能だという。

 アナログ回路はバランス構成。iFi-AudioカスタムのOVオペアンプ、TDK製のC0Gクラス1セラミック・キャパシター、TI製の高精度低ノイズ電源IC、高品質なアナログ・ボリューム・ポテンショメーターなどを使用している。また、増幅部は「PowerMatch」というゲイン切り替え機能を持ち、ヘッドフォンの負荷に合った信号レベルに調節できる。出力は400mW(2V、16Ω)入力はUSB 3.0端子(通常とはオスメスが逆)のみとなる。

 4.4mm5極のバランス駆動用端子を持つ。3.5mm出力もiFi-Audio専用の“S-バランス回路”を搭載するため、クロストークや歪みが半減するという。高感度のIEMの利用に有利だ。ほかに低域レスポンスを正確に再現するための“XBass”機能も持つ。本体サイズは幅70×奥行き102×高さ14mmで、重量は125g。バッテリー駆動時間は8~12時間。

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