JR東日本は1月29日、新型改札機の実証実験を新宿駅と3月に開業する高輪ゲートウェイ駅で実施すると発表した。
ICカードのタッチ部分やモニターなどを斜めに配置したことで、背の低い子どもや車椅子の人でも利用できるという。
期間は新宿駅が2月1日~5月10日まで、高輪ゲートウェイ駅は開業日の3月14日~5月10日まで。5月11日~6月30日までは、ICカードとQRコードの両方を使い、一般と社員モニターを対象に行なう。
タッチしやすい改札機は、実証試験の期間中も通常のIC専用改札機として利用できるが、実証試験終了後に順次撤去するとのこと。
現行の改札機では、紙製の磁気券やSuicaなどのICカードを広く採用するが、中でも紙製の磁気券は取り忘れや紙詰まりが多いと言う(JR東日本の関係者)。QRコードを使うことで、用紙や改札機に関するコストの削減などにも繋がる。
しかし、QRコードの読み取り速度は、SuicaなどのICカードと比べて遅いとも言われており、QRコードの活用にはまだ課題が残されているようだ。こうしたことを踏まえ、JR東日本は新型改札機を使い、人が問題なく改札を通過できるか検証する。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう
本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ている場合があります