内容把握するだけなら1.5倍速で
JKは倍速視聴で「押さえておく」。でも推しは高画質で愛でたい
2020年02月04日 09時00分更新
動画再生速度を速めて視聴する10代
YouTubeやAmazonプライム・ビデオなどの再生速度を調整できる機能を使ったことはあるだろうか。10代の若者は、再生速度を速めて視聴することが多いという。
YouTubeで再生速度を変える方法は次のとおりだ。速度を変更したい動画を開き、右上の三点部分をタップする。続いて「再生速度・標準」をタップし、好みの速度を選べばよい。
「0.25倍速、0.5倍速、0.75倍速」を選べば通常より再生速度が遅くなるし、「1.25倍速、1.5倍速、1.75倍速、2倍速」を選べば速くなる仕組みだ。
女子高生などは、「2倍速では何を言っているかわからなくなるけど、1.5倍速くらいなら言っていることもわかるし、時間短縮になるからいい」という。
画質をこだわる動画と押さえておけばいい動画は違う
10代が動画の再生速度を速める理由は、スマホ世代だから待てないということもあるだろう。同時に、「SNSとか友だちの間で盛り上がっている話題の動画は見なきゃいけないけど、時間がないから」ということのようだ。わざわざ録画してからCMをスキップしたり、再生速度を速めて視聴することも多いという。
10代は、内容さえ押さえておけばいい動画はスマホで見ることが多い。しかも、縦のままの小さな画面で見ているのだ。「SNSで感想とか送るときにいちいち縦にするのが面倒くさいから」というわけだ。全体に、内容さえおさえておけばいい動画の場合は、画質にはあまりこだわらないし、音声が早口でも気にしない傾向にあるのだ。
ただし、すべての動画で画質にこだわらないというわけではない。「好きなアイドルやミュージシャンの動画は、大画面できれいな画質で見たいから」と、テレビなどで見ることが多いそうだ。
10代向け動画の場合、再生速度を速めて見られる種類の動画の場合、画質・音質よりも内容を重視したほうがよさそうだ。一方、画質や音質にこだわって見られるタイプの動画もあるので、どちらのタイプなのか見極めて動画を作成、発表するといいかもしれない。
週刊アスキーの最新情報を購読しよう