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ディスプレー、NAS、ストレージ分野は引き続き注力

クラウド型音声配信「PlatCast」やCDレコ5、参考出展も多数だったアイ・オー・データ発表会

2020年01月22日 11時00分更新

 発表会では、参考展示含む新製品がズラリと展示されていたので、その中から気になった製品を紹介する。

これはスゴイ、データはHDDに残したままゲームの実体だけSSDに移行し高速でのゲームプレイが可能

「GigaCrystaPhantom」

 未発表製品を紹介する前に、未発表製品以上に驚いたアプリがある。同社の「SSD-GCM2シリーズ」「SSPX-GXシリーズ」を購入すると使える「GigaCrystaPhantom」だ。このアプリでは、HDDにインストールされたゲームの実体だけをSSDに移行し、SSDの速さでゲームプレイが可能になるという。発表会にいた担当者に話を聞いたところ「HDDにゲームデータを保存しておきながら、パソコンにSSDに入ってるという認識をさせている」とのこと。これにより、ゲームデータは大容量のHDDに保存したまま、SSDによる速度の恩恵を受けてのゲームプレイが可能というわけだ。

 そのほか、Steam、Epic Games、Origin、Blizzard Battle.netなどのプラットフォームに対応し、自動でゲームタイトルを読み込んでくれるほか、ゲーマーのためにこだわりぬいたUIを採用しているとのことだ。なお、今後はSSD-GCM2シリーズ、SSPX-GXシリーズに加え、「SSPG-USCシリーズ」「SSPH-UAシリーズ」「SSPH-UTシリーズ」にも対応予定とのことだ。

「SSD-GCM2シリーズ」「SSPX-GXシリーズ」「SSPG-USCシリーズ」「SSPH-UAシリーズ」「SSPH-UTシリーズ」が展示してあった。3月中旬発売予定の、USB 3.1 Gen2対応ポータブルSSD「SSPB-USCシリーズ」(写真左下)も

 ストレージは3月中旬発売予定の、USB 3.1 Gen2対応ポータブルSSD「SSPB-USCシリーズ」も展示してあった。リード500MB/秒オーバーの高速転送が可能なほか、MIL-STD規格に準拠している堅牢性も特徴だ。

パソコンいらずで最大4つのHDMI入力に対応するライブストリーミングボックス

スタンドアロン型ライブストリーミングボックス「GV-LSBOX」。本体正面のボタンで録画・配信開始だけでなく、スイッチングや画面合成も可能

最大4つのHDMI入力に対応

 スタンドアロン型ライブストリーミングボックス「GV-LSBOX」も展示されていた。こちらは2月中旬発売予定で、価格は10万8000円(税別)。

1画面モードのほか、子画面モードや1:3分割モード、4分割モードなどが利用できる

 GV-LSBOXは、HDMI出力の映像をPCなしで配信・録画できる。最大4つのHDMI入力に対応し、本体正面のボタンで録画・配信開始だけでなく、スイッチングや画面合成も可能。加えて、最大3ストリームに1080p/60fpsで同時配信でき、最大3映像同時に録画することも可能だ。画面表示は1画面モードのほか、子画面モードや1:3分割モード、4分割モードなどが利用できる。

「GV-4K60/PCIE」

 その横には、4K/60pでの録画に対応するソフトウェアエンコード型PCIeキャプチャーボード「GV-4K60/PCIE」も展示してあった。4K/60p HDRパススルー機能を搭載し、接続はPCI Express 2.0(Gen2)を採用。録画ソフト「I-O DATA HD Mix Capture」も付属している。価格は4万1000円(税別)。

最大165Hzで内部フレーム遅延わずか約0.05フレームのゲーミングディスプレー

「LCD-GC271HXB」

 ゲーミングディスプレー「Giga Crysta」シリーズからは、最大165Hzのリフレッシュレートに対応する27型ディスプレー「LCD-GC271HXB」を展示。HDRにも対応しているほか、暗部の視認性を高める「Night Clear Vision」、映像にメリハリをつけ鮮やかに表現する「エンハンストカラー」などの機能も搭載。さらに、グラフィックの再現性を犠牲にして限界まで応答速度を追求した「バーストモード」も利用できる。

狭額ベゼルを採用

背面のロゴはカラフルに光る

 また、3辺極細フレームが特徴の23.8型ディスプレー「LCD-DF241SXVB」も参考出展。リフレッシュレートは75Hzに対応するものの、上下178度、左右178度の広角視野のVAパネルを採用している。オーバードライブ機能を使えば、応答速度4ms(GtoG)も実現可能。黄色味を抑えながら自然にブルーライトを低減する「ブルーリダクション2」やバックライトのちらつきをなくし、目の負担をやわらげる「フリッカーレス設計」なども採用する。価格は2万2000円(税別)を予定しており、2月中旬ごろに発売する。

「LCD-DF241SXVB」

3辺極細フレーム

 そのほか、PlayStation 4などコンシューマー機向けのゲーミングディスプレー「ギガクリライト」ブランドの20.7型「LCD-GL211XB」も展示。こちらは1月15日に販売開始ずみで、価格は1万4500円。コンパクトなディスプレーで、リビングのテレビとは別にゲーム用のディスプレーがほしいお父さんなどにオススメしたいモデルとのこと。

「LCD-GL211XB」

3つのバンドで混雑を解消するトライバンドルーター

「WN-TX4266GR」

上面には通気口がある

筐体下に有線LAN端子がある

 ルーターとしては、トライバンドルーター「WN-TX4266GR」が参考展示してあった。2つの5GHz帯と1つの2.4GHz帯の3つのバンドに分散することで混雑を解消できるのが特徴。5GHz(W56)は最大1733Mbps、5GHz(W52/W53)は最大1733Mbps、2.4GHzは最大800Mbpsでの通信が可能だ。排熱のためにサイズは大きめだが、部屋に馴染むようにヘアライン加工が施してあるほか、有線LANケーブルなどは筐体下に接続して1ヵ所から出すため、スッキリとさせられるのも魅力だ。2月下旬に出荷予定で価格は1万8700円(税別)を予定している。

「WN-DX1167GR」

 また、独自メッシュ対応の11ac 2×2無線LANルーター「WN-DX1167GR」も展示。WN-DX1167GRはメッシュ親機としてもメッシュ子機としても使用可能で、2~3台購入すれば電波の届かないところにWi-Fiエリアを拡大できる。電波の状況を確認し、混雑状況が少ない周波数帯へ誘導するのも特徴だ。2020年2月下旬に出荷予定で、か悪は7200円(税別)。

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