スープ専門店『Soup Stock Tokyo』。ここで使われているスプーンがすごいらしいです。
『Soup Stock Tokyo』は、燕三条の職人と共に、スープのためのスプーンを開発。今年2月から実際に店頭で使用しています。
形状や重量など、スープを心地よく飲むためにこだわり抜かれたスプーンは、例えば、ツボの先端を涙形にし、大きな具材は切りやすく、スープも最後まですくいやすくする。柄の形状は、先端を下げ柄尻を上げることによって、スプーンをもった時に軽く感じさせる。など、細部に工夫が行き届いています。
こだわり抜かれたヌケ感
中でもポイントは“ヌケ感”。
スプーンを口から抜くときにいかに心地よく感じるか。
このヌケ感をよくするために、ツボの深さは通常より柄に近い部分を一番深くし先端を浅くしていくことで、口から抜くときのなめらさかを実現。
さらには、先端の中央をやや低くすることで、抜けやすさを後押し。また、スプーンのエッジが口角にあたることをふせぐため、通常は立っている淵を寝かせています。
スプーンが抜ける感じを日ごろ意識している人がどれだけいるでしょうか。ですがきっと、気にしなくてよいのだと思います。
このスプーンを使うと、ただただスープのおいしさが際立ってくるのでしょうから。
『Soup Stock Tokyo』のスープのためのスプーン『Spoon for soup』は2015年度グッドデザイン賞を受賞しました。新しいものを作り出すのではなく、スプーンという身近にあるものをしっかり見つめ直すというスタンスが評価されたようです。
なんだか無性にこのスプーンでスープを飲みたくなってきますよね。『Soup Stock Tokyo』店頭でも使用されていますし、単品価格648円で店頭やオンラインショップでの販売も行なっています。
関連サイト
Soup Stock Tokyo オリジナルのスープ専用スプーン
「Spoon for soup」が2015年度グッドデザイン賞を受賞|プレスリリース|Smiles: 株式会社スマイルズ
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