ドイツ・ベルリンで9月4日から開幕したコンシューマーエレクトロニクスの祭典“IFA2015”。現地特派員、編集長みやのが気になったイチオシ製品をご紹介!
現地特派員、編集長みやの。 |
●ソニーモバイル
Xperia Z5 Premium
発表会でもXperia Z5の3兄弟の長男であるPremiumは、その高精細な液晶技術と4K動画の画像処理能力など一番長く説明された。
ブースでPremiumだけは実機が触れないのだが、従来モデルとの比較では、解像度はもちろんのこと、高精細だからこそ発色の良さをアピールしていた。
久しぶりにフラットになった電源ボタンに指紋センサーが仕込まれており、押した瞬間に感知してロックを解除する。
●サムスン Gear S2
山根博士の記事でもよくわかるとおり、作りも動作もとても魅力的。外周のリングと2ボタンを使ったUIもわかりやすいというか、とにかくリングのクリック感がよくて、これを回すだけで欲しくなる。SIM版をぜひ日本でも売ってほしいのだ!!
●リコー
THETA S
ここベルリンのIFA2013で欧州向けに発表された初代THETAからちょうど2年。解像度が上がり、動画は30pで25分可能、転送速度は4倍と、我々の要望をすべて実現。現製品所有のプレスのみなさんは口をそろえて絶対買う宣言です。はい、日本でも買えますよねこれは。
●ソニー Wena Wrist
みんな欲しがってたといえばこれも外せないソニーのクラウドファンディングに登場した高機能時計バンド。FeliCaと着信通知、活動量計がベルト側に仕込まれているのがミソ。入社2年目の考案者對馬(つしま)さんが自ら説明してました。
●JVCケンウッド
DLA-X9000
こちらはIFA開幕直前に発表した4Kプロジェクター。独自開発の“D-ILA”という反射型液晶を使い、輝度を1900ルーメンと約50%向上しながら、絞りなどを使わないネイティブコントラストで15万対1と約15%アップしたのが最大の特徴。欧州では11月に発売予定で価格は未定。
●ロジテック
K380
IFAで発表したマルチデバイス用Bluetoothキーボード。おもちゃっぽく見えるが、キータッチはなかなかいい感じ。左上の*1、*2、*3というキーで登録デバイスを切り替えられる。ブルーとグレーの2色で45ユーロ。
G920
こちらは6月にPS3/4向けに発表したフィードバック機構を内蔵したドライブコントローラー『G29』のXbox OneとPC版ですね。10月に400ユーロで発売予定。右はオプションのシフトノブ(60ユーロ)だ。
LogiBLOK
えーー、iPadをSurface型にするってどゆこと?=これは8月に発売を開始したiPad用プロテクターシリーズ『LogiBLOK』だそうです。角張ったデザインからブロックという名前なんですね。
●Hisense
MagicMirror
テレビから冷蔵庫、スマホも発売している中国Hisenseのブースで見つけた、超気に入ったタブレットでその名も『MagicMirror=魔鏡』。8.4インチの2560×1600ドット液晶で、この狭額縁はなにごと!? そのうえ厚みもとても薄いのだ。1.8GHzのRockchip RK3288(4コア)に2GB RAMでAndroidは5.0、ストレージは16GBと32GBです。WiFiのみなのがちょっと寂しいですが、このデザインはぜひ日本でも発売希望ですよもちろん。
Chromebookも同じCPUで、液晶は11.6型で解像度は1366×768とちょっときびしいですが、デザインはとてもハイセンスです。
●SIGMA
なぜか4兄弟
Sigmaブースの最前列に並んでいたのがこのF1.4の単焦点レンズ4兄弟。
そしてドイツのカメラオタクたちが超興味をもって説明を聞いているのはもちろんFoveon搭載のdp4兄弟だ。
●エプソン EcoTank
こちらは完全海外モデルのET-2550=EcoTankです。右側にある巨大インクタンクに、ボトルで補充できるというランニングコスト重視なプリンター。大人気のため、8月からついに米国でも発売を開始したの結果、売ってないのはもはや日本だけということになりますね。とほほ。
●パナソニック LUMIX FZ300
このサイズで24-600ミリで全域F2.8(!)の光学ズームを搭載し、防塵防滴も実現したのでアウトドア&取材用に最適な1台ですね。こちらは日本でも発表となったので買えますね!
●パナソニック LUMIX G 25mm/F1.7
はい、開発発表はしていたんですが、まだ参考出品ですかと突っ込もうと思ったら、なんか日本では10月23日発売が決まったみたいです。いわゆる50mmの単焦点の標準レンズですね。100-400mmのほうはまだみたいですが……。
●Haier
Hisenseと同じく山東省青島の家電メーカー『ハイアール』もきれいなブースを出しています。日本では洗濯機などの白物を発売していますが、PCもスマホも作ってます。
E-ZY Watch
こちら、表示は時刻が出ていますが、4-10歳のお子様向け腕時計でGPSと通信機能を内蔵。指定したエリアから出るとアラームが親のスマホに届きます。さらに子供のまわりの音を聞いたり、数日間の移動ログも記録できるそうです。何かの操作を子供に強いるのではなく、こっそり監視(?)するためのものですね。ちなみにシニア向けのモデルもあります。
●DxO ONE
画像処理ソフトで名をはせているDxOが6月に発表したiPhone用カメラ。なんと高級コンパクトカメラと同じ1型(13.2×8.8mm)で2020万画素のCMOSを搭載しているのが魅力。バッテリーを内蔵しているので、単独でも動作するいわばデジカメだ。レンズは32ミリだがF1.8と明るめの固定焦点。ライトニング端子でiOS機器に接続すれば、液晶画面を見ながら撮影もできる。動画もフルHD/30pで撮影可能。欧州では10月に599ユーロで発売予定。
●ソニー ハイレゾ3種
新Walkman、プレーヤー+スピーカーセットのコンパクトオーディオと車載用プレーヤー。後者2つは欧州のみの展開なので、悔しーんです。
●インテル Project Tango
IDFや今回のIFAのプレスカンファレンスでも披露された、RealSenseを搭載したGoogleのProject Tango試作機を触ることができた。RealSenseがこのサイズで動けば、なんでも手軽に3Dスキャンしてデータ化ができるのだ。
●Basis Peak
こちらは正式に発表された活動量計内蔵腕時計のBasis Peak。睡眠と行動を記録するデバイスで、1週間の心拍を記録。動きと発汗、体温を計測してApple HelthやGoogle Fitと同期できるというもので、裏側はこんなことになってました。4つの金属部で発汗、体温を測定して、緑に光るLEDと真ん中のセンサーで脈拍を測定する。229ユーロだ。
●Maikii StarWarsUSBメモリー
おまけです。見てすぐわか~~るですよね。全部集めたくなるに違いないです。
■関連サイト
IFA 2015
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