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リコーの全天周カメラTHETA(シータ)が高解像度化&暗闇に強くなって最強に:IFA 2015

2015年09月04日 00時00分更新

 上下左右360度を1回のシャッターで撮影できるということで、“全天周(または全天球)”撮影の驚きと楽しさを私たちに見せてくれた、リコーの『THETA(シータ)』。そのシリーズ最新機種の『THETA S』がドイツで開催中のIFA 2015で発表されました。

リコー THETA S
↑THETA S。片手で持って、あらゆるところで気軽に全天周写真を撮影できます。大きさや撮影スタイルはこれまでのものとほぼ同じ。


 さて、最新機種の最大の特徴は“高画質化”です。撮像素子に有効画素数12メガピクセルのCMOSを2個搭載。これまでの2倍以上、14メガピクセルに相当する、5376×2688ドットの全天周写真を撮影できるようになりました。また、F2.0という明るいレンズと、画像技術の進化により、暗い場面でも高画質な全天周写真を楽しめるようです。

 百聞は一見にしかず、公開された撮影サンプルを見てください。

リコー THETA S
↑おおっ、このレベルの星空をぐるぐる回して見られるとか、胸がアツくなるな。
リコー THETA S
↑もう一枚。解像度が高いだけでなく、室内撮影なのにノイズが少ないこともわかります。飲み会などでも活躍しそうですね。


 動画は、フルHD相当30fpsのものが最大25分間録画できるとのこと。前機種である『THETA m15』が最大5分でしたから、5倍です。これからは全天周動画を残す機会も増えるでしょう。

 さらに、スマホで“ライブビュー”ができるようになりました。THETAには、撮った写真をプレビューするような液晶ディスプレーがついていませんが、スマホにアプリを入れることで、今THETA Sのレンズに写っている映像を手元のスマホでリアルタイムに見られるようになるというワケです。もちろん、360度ぐるぐる回して。

 色はブラックのみで、発売は2015年10月下旬予定。価格はオープンですが、予想実売は4万2800円前後。

リコー THETA S
↑4色のカラバリがあった前機種『THETA m15』(実売価格3万4700円前後)は、引き続き併売されるとのこと。


RICOH THETA S 主なSPEC

撮像素子: 1/2.3インチ(×2)
撮影距離: 約10cm~∞
ISO感度: ISO 100~1600
シャッタースピード: (オート) 1/6400秒~1/8秒
      (マニュアル) 1/6400秒~60秒
インターフェース: microUSB、HDMI-Micro
サイズ: 44(W)×22.9(D)×130(H)mm
重量: 約125g

リコー THETA S

●関連サイト

RICOH THETA
全天周ギャラリー

 

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