ドイツ・ベルリンで9月4日に開幕するコンシューマーエレクトロニクスの祭典“IFA2015”に先駆け、9月2日朝に行なわれたインテルのプレスカンファレンスの模様をお送りする。
まずはヨーロッパ担当副社長のChristian Morales氏が登壇。
すでにお伝えしている通り、現地9月2日早朝に米国にて第6世代Core(開発コードネーム:Skylake)のノートPC用ラインアップがついに発表となり、当然ベルリンも『6TH GEN』(=第6世代)が合言葉だ。
クライアントPC担当の上席副社長、Kirk Skaugen氏が登壇し、新CPUの詳細説明が始まった。
インテル史上最強CPUはこんなに小さいのだ。
現在使用されているPCの内、10億台のPCはすでに3年以上前のもので、今こそ買い替える好機なのだ。
2010年のPCと比べて、第6世代Coreは2.5倍高速で、30倍のグラフィック能力があり、3倍省エネになっているからね。
姿かたちもこの通り。薄くて軽くてエレガントになっている。
こちらが第6世代Coreを使ったPCの展示コーナー。スティックPCもさらにパワフルになる。
もちろん超小型PC(=NUC)も同様に、さらに高性能なものができたよ。
5年前にはこんなに大きくて重いXeon搭載デスクトップでないとできなかったことが……
はい、この第6世代Coreを搭載したThinkPadでできるようになりました。
グラフィック性能の向上で、PCは4Kの世界に突入します。
第6世代CoreならGoProを6台使って撮影した全天周動画の処理も楽勝。
そしてなにより、世界で12億人が楽しんでいるPCゲームに革新をもたらすのだ。
もちろんみんなの大好きな戦車ゲーム『World of Tanks』も4K×3画面でプレイ可能だよん。
カーレースのプロゲーマーが登場して模範プレイを披露。
そしてもちろん、こちらもついにラウンチしたばかりのWindows 10と第6世代Coreの組み合わせでPCは最強化するのだ。
Windows 10と第6世代Coreの組み合わせにより、みんなが望む3つの夢が実現する。
まずひとつ目は、インテルのTrueKeyとWindows 10 Helloによって「パスワードを入力する必要がなくなる」。
こちらのような容姿が瓜二つの女性でも、顔の違いが認知され、ログインできないのだ。
2つ目は、インテルのWiDiとPro WiDi、UNITEが実現する「ワイヤレス」の実現。
こんなワイヤーのかたまり欲しくないでしょ。
Pro WiDiならば、自動認証で帰ってきてもすぐに繋がるのです。
もちろん充電もワイヤレスが当たり前になります。
3つ目は、第6世代CoreとインテルのRealSenseによって、より自然な操作が可能となります。
例えばこのレノボの新しい2in1はこんなに薄いのにRealSenseを搭載しております。
こうして背面のRealSenseカメラを人物に向けると……
RealSenseはリアルタイムで3次元データをゲットして認証できるのだ。
ドローンに搭載すれば障害物を感知できる。
もちろんスマホにも搭載できますよ。
オレンジ色のモデルガンに装着すれば、VRなゲームを楽しむことができるのだ。
ヨーロッパでのBasis Peakの展開を発表。睡眠と行動を記録するウェアラブルデバイスで、1週間の心拍を記録。動きと発汗、体温を計測してApple HelthやGoogle Fitと同期できますよ。229ユーロで本日発売です!!
超小型モジュール、CurieによってこういったIoT機器はさらに発展します。
というわけで、インテル史上最強の第6世代Coreによって、これだけの素晴らしいことが実現できるのです。
最後に紹介されたのは、第6世代Coreの生みの母であり、プラットフォームエンジニアリンググループの副社長Shlomit Weissさん。第2世代Core(開発コードネーム:Sandy Bridge)も彼女がデザインしており、生粋のインテル技術者です。
デモに登場した東芝の第6世代Core搭載PC『Satellite Radius 12』。当日に東芝ヨーロッパが発表したもので、12.5型の4Kディスプレーを搭載しながらも重さはなんと1.32キロと軽量。
こちらも当日レノボが発表したSurface型(?)の2in1 PC『MIIX 700』は背面にRealSenseカメラを搭載してます。
こちら狭額縁で人気のデルのXPS13も第6世代Coreを搭載予定です。
というわけで、まだIFA2015は開幕前ですが、インテル、エイサー、ASUSにファーウェイ、パナソニックにソニー、レノボが新製品を発表しまくっていますので週刊アスキーを1秒ごとにチェックしてくださいねー。
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