レノボは、IFA 2015に先立ち新製品を多数発表。同社のスマホブランド“VIBE”は2製品、そして大型スマホ“ファブレット”の新シリーズ『PHAB Plus』を発表しました。
世界初の“フロントデュアルカメラ”を搭載する『VIBE S1』
↑VIBE S1。 |
VIBE S1は正面にデュアルカメラ(800万画素+200万画素)を搭載した自撮り特化のスマホ。5インチフルHD解像度(1080×1920ドット)ディスプレーを搭載し、CPUはMediaTek製『MT6752』(オクタコア、1,7GHz)、メモリーは3GB、ストレージは32GB、最大128GBのマイクロSDXCカードに対応しています。
正面の2つのカメラにより背景除去などが可能になり、簡単に自撮りの合成写真が撮れます。3秒のセルフタイマーやまばたき、ピース検知でのシャッターなど、セルフィーに特化した機能も搭載。また、背面カメラも1300万画素で、自然な色合いで撮れるデュアルLEDフラッシュライトを備えています。
カラーバリエーションはパールホワイト、ミッドナイトブルーの2色。デュアルSIM仕様で、サイズはどちらもナノサイズ。LTE、IEEE802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0が利用可能です。価格は299ドル(約3万6000円)で、現在レノボがスマホを提供している各国で11月に発売予定です。
大容量バッテリーを搭載した『VIBE P1』、『VIBE P1m』
↑VIBE P1m。 |
VIBE P1は5.5インチフルHDディスプレー搭載Android 5.1(Lollipop)スマホ。5000mAh(台湾などでは4900mAh)の大容量バッテリーを採用し、OneKey Power Saver技術により従来機の約2倍のバッテリー駆動時間を実現。公称値は通常利用では最大81時間、4G待機状態では30日間、4G通話状態では45時間となっています。
CPUはSnapdragon 615(オクタコア、1.5GHz)で、メモリーは2GB、ストレージは32GB、最大128GBのマイクロSDXCカードに対応しています。カメラは背面1300万画素でデュアルLEDフラッシュ搭載。正面は500万画素。ナノSIM×2のデュアルSIM仕様です。NFCおよびBluetooth 4.1にも対応します。
一方、ViBE P1mはP1の廉価版にあたる製品。ディスプレーは5インチHD解像度(720×1280ドット)で、CPUはMT6735P(クアッドコア、1GHz)、メモリーは2GB、ストレージは16GB、最大32GBのマイクロSDHCに対応しています。バッテリー容量もP1に比べ若干少ない(とはいえ大容量の)4000mAh。4G環境下の待機状態では最大約20.5日間駆動します。
気になる価格と発売スケジュールは、P1が279ドル(約3万4000円)で、10月上旬に登場。P1mが159ドル(約1万9000円)で、9月中旬予定。発売地域はS1と同じ“レノボが現スマホを展開している地域”です。
厚さ7.6ミリ&重さ229グラムのファブレット『PHAB Plus』
『電話(Phone)』+『タブレット(Tablet)』で『ファブレット(Phablet)』だ、とサムスンのGalaxy TabやASUSのFonePad登場時に週アスでも何度かお伝えしてきました。今回のレノボの新製品は、まさしくそのままの名前の通話対応タブレット『PHAB Plus』です。
ディスプレーは6.8インチフルHD解像度(1080×1920ドット)で、CPUは『MSM8939』(オクタコア、1.5GHz)、メモリーは2GB、ストレージは32GB(最大64GBのマイクロSDXC対応)。バッテリーは3500mAhで、連続待機時間は20日間。通信は2G、3G、LTE(4G)に対応。SIMはマイクロ+ナノのデュアルSIM仕様です。
画面縮小機能などもあり、片手操作にも配慮。価格は299ドル(約3万6000円)が目安となっています。
自撮り重視やバッテリー特化、そしてファブレットと、かなり物珍しい感じのレノボの新ラインアップ。けれど、同社がスマホを展開しているアジアや中南米地域などの流行やニーズなどを考えれば、納得のいくものかもしれません。
●関連サイト
Lenovo IFA 2015特設サイト(英文)
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