『CXM Rover R1 Self-Balance Scooter』の見た目は少しゴツいロングボードといった感じですが、両端に車輪があります。つまり、スケートボードとは異なり短いほうが正面となるセルフスクーターです。いわゆる『セグウェイ』ふうの移動デバイスですね。左右の踏力とカラダの前後バランスで移動する方式で、セグウェイと異なるのはカラダを保持するハンドルがないこと。よりエクストリームな乗り物といった立ち位置です!
EXPANSYS JAPANから製品をお借りすることができたので、さっそく試乗してみました。ちなみに筆者は日常生活での歩行でもふらつくほどバランス感覚ゼロのおっさん。過去にスケートボードに挑戦したことがありますが、見事に挫折した経験があります。
↑『CXM Rover R1 Self-Balance Scooter』のご尊顔。見た目はカラダをひねって漕ぐタイプのスケートボードに似ていますね。 |
↑本体中央が左右独立で曲がる仕組み。足を置く部分は感圧式のスイッチになっており、左右の踏力で方向転換を行ないます。 |
↑本体端に駆動輪があります。充電口のほかは電源ボタンしかないシンプルなインターフェースです。 |
筆者は絶対に自爆する自信があるため、試乗のために広めの会議室を確保。そうそう、『CXM Rover R1 Self-Balance Scooter』は前後灯やブレーキなどの保安部品を搭載していないため、公道は走行できないのでご注意ください。
本体の電源をオンにして片方の足を本体にかけるとLEDライトが点灯します。ここで注意したいのは、あまりビビッて軽く足をかけると踏んだ側を軸として本体がグルグル回ってしまうこと。気合いを入れてガッツリ体重をかけると安定しました。
↑あまりバランス感覚に自信がない場合は、カベやテーブルなどに手をついて足を乗せるといい感じ。2~3回搭乗すると慣れるレベルだと思います。 |
↑操作はこれだけ。急激にバランスを変えないように少しずつ前傾バランスすると前に移動します。あれ?これ楽勝じゃない? |
↑左右への方向転換もラクラク。 |
↑いちどバランスに慣れさえすれば、姿勢を変えてもこのとうり。 |
左右の車輪間がかなり空いているためか、左右の足を乗せたあとに直立するようバランスを取るのはカンタンでした。あまりスポーツに自信がない方でも、歩行程度の速度での移動や左右の方向転換はおそらく1~2回の搭乗でオーケーかと思います。
しかし、甘くみてはいけません。急に左右の踏力やバランスを変えると……それに見合ったリスクがあります。特にデンジャラスなのが左右の踏力を急激に変えてしまった場合。屋外でレクリエーションとして楽しむ際は、ケガ防止用の手袋とヘルメットがあったほうがよいかも。
ちなみに動画はワザと転んでいるのではなく、ホントに自爆した際の様子を撮影したものです。急旋回するとバランスを維持するのが難しく、見事にすっ飛ばされました。
↑あまり調子に乗っていると、このような結末が待っています。 |
自転車とは異なり、ソロソロと前進してもそうそうバランスは崩さないためゆっくり走行するぶんにはまったく怖くありません。ちなみに最高速度は時速10キロとなかなかのものですが、さすがに慣れる前に全速力を試す気にはなりませんでした。
スイスイと方向転換しながらスムーズに前後に移動できるので、移動だけでなくダンスっぽい楽しみ方もできそうなこの『CXM Rover R1 Self-Balance Scooter』。空港での遠~い搭乗口までの移動に使えると非常に便利そう。ちなみにEXPANSYS JAPANでの価格は5万4260円でしたが、即売り切れした模様。EXPANSYS Hong Kongではまだ取り扱いがあるようですが、日本への再入荷も期待したいですね!
『CXM Rover R1 Self-Balance Scooter』のおもなスペック
●最高速度:時速10km
●走行距離:20~25km
●バッテリー:4400mAh(充電時間90~130分)
●最大積載量:100kg
●サイズ/重量:584×186×178mm/約10kg
■関連サイト
・EXPANSYS JAPAN
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