競争が激しいミラーレス一眼でオリンパスが新機種『OM-D E-M10 MarkII』を発表した。OM-Dシリーズは、フィルム時代にコンパクト一眼レフとして人気があった『OM』シリーズのデザインを受け継いだマイクロフォーサーズ規格のミラーレス一眼で、2012年にE-M5が発売となり、カメラファンの人気となった。
2013年10月にフラッグシップ機としてE-M1が登場、さらに2014年2月に下位機種のE-M10と、毎年新機種が出てきたのだが、今年2015年の2月にM5の後継機MarkIIが発売となり、次はM1の新機種かと思ったら、1つとばして今回はM10の後継機である。
背面 |
左側面 |
上面 |
E-M10 MarkIIの主な強化ポイントはM5 MarkIIと同様で、新機能やスペックはかなり近づいている。まず、ボディ内の手振れ補正が3軸から5軸になり、効果が4段分となった。EVFもM10の144万から236万ドット(XGA)に向上し、電子シャッターによる無音撮影も可能となった。動画は残念ながら4Kには対応せず、最高でフルHD60Pである。
その代わり4Kのタイムラプスムービーを撮影する機能が搭載された。インターバル撮影機能を使って、最終的に4K動画(3840×2160ドット・5fps)を出力してくれるものだ。また、解像度が640×480ドットとなるが、120fpsでのハイスピード撮影(再生時にはいわゆるスローモーションとなる)が可能となっている。また、1回のシャッターレリーズで最高999枚までのピントをずらした画像を撮影できる“フォーカスブラケット”機能も搭載。マクロ撮影での失敗が予防できる。
14-42mm付きレンズキット |
発売は9月4日金曜日で、予想価格は本体のみが約8万円前後、14-42mm付きのレンズキットが約9万5000円前後、さらに40-150mmも付いたダブルズームキットが約11万円前後。現行のE-M1はボディのみで約13万円前後、M5 MarkIIが約12万円前後なので、M10 MarkIIはかなりお求め易いモデルとなるのだった。8月26日から11月1日まで、OM-Dシリーズのキャッシュバックキャンペーン(1万円)も始まる。
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オリンパス
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