サムスンは『Galaxy S6 edge+』、『Galaxy Note 5』の発表会に合わせ、端末下部に装着できるQWERTYキーボードカバーも発表しました。現行モデルの『Galaxy S6 edge』用にも発売予定で、3機種用のモデルが登場します。
↑物理式のQWERTYキーボードがS6 edge、S6 edge+、Note 5で使えるぞ! |
発表会でのビッグサプライズと言えたのがこの『Keyboard Cover』。Galaxy S6 edge+用とGalaxy Note 5用それぞれのモデルが発売されます。なお、発表会終了後のタッチ&トライコーナーではサムスン社員がGalaxy S6 edge用のキーボードも参考デモ。これら3機種のユーザーはBlackBerryライクに物理キーボードでサクサク文字入力ができるのです。
↑本体カバーとキーボード、2つのパーツに分かれる。 |
キーボードカバーは名前のとおり、本体背面に装着するボディーカバーと、キーボードの2つのパーツで構成されます。キーボードを直接端末に装着するのではなく、背面カバーを取り付けてから、そのカバーの側面部分にキーボード部分をはめ込むのです。
↑ホームや戻るキー有り、矢印キーはなし。 |
キー配列はQWERTYでキーの数は38。数字はAltキーを押しながら入力します。また最下部にはAndroid用の3つのキーがあるのが便利そうです。一方で矢印キーがないため、日本語を入力する際に変換候補の変換などは画面タップが必要になるかもしれません。会場のデモでは英語入力以外は試せませんでした。
↑キーボードは無給電で動く。 |
↑キーボード接続時は画面に特殊なソフトキーが表示される。 |
キーボード部分はコネクターなどもなく、充電や給電不要で利用できます。またキーボードを接続すると、端末の画面下部はキーボードエリアとなりキーボードの裏側に間隔のあいた特殊なソフトキーボードが表示されます。これはキーボードのキーを押すと静電容量式のタッチ操作として画面上のソフトキーを押す構造になっているそうです。
↑キータッチは若干やわらかめ。でも、スイスイとタイプできる。 |
キーの押し具合はBlackBerryと比べるとやや柔らかい印象です。とはいえ、サクサクと小気味よく文字を打っていくことができます。キーそれぞれは真ん中部分が盛り上がっているものの、BlackBerryのような引っ掛かり部分がないためたまにタイプミスしてしまいますが、両手で抱え込むように持てばかなり高速に入力することも可能でしょう。
↑S6 edge+用とNote 5用は別製品。 |
↑カバー形状やキーボードの厚みが違う。 |
若干大きさが違って見えてしまいますが、S6 edge+用とNote 5用でキーボードの大きさはほぼ同じ。ですが、両機種で本体の厚みが異なるために、背面装着のカバーの形状とキーボードの厚みが異なっています。キーボードは同じ製品でカバーだけ違う、というわけではないのですね。
↑使わないときは背面に装着できる。 |
キーボードを使わないときは背面側に装着できます。普段はタッチパネルを使い、必要な時だけQWERTYキーボードを装着、といった使い方も簡単にできるわけです。
↑S6 edge用も今月発売予定。 |
そして、サムスン社員が持っていたS6 edge用のキーボードカバー。今月中にまず韓国で発売される予定とのこと。そのため製品にはハングルの部首が印刷されていました。S6 edgeは日本でも売っていますし、これぜひとも日本向け製品を出してほしいものです。
↑価格は80ドル(約1万円)。物理キーボードマニアはGalaxy新機種に注目! |
QWERTYキーボード搭載スマホも最近ではすっかり見なくなりました。しかし、サムスンが純正アクセサリーとしてこのような製品を出してくるとは、まだまだQWERTYキーボード愛好者が多いということなのでしょう。Android端末で思う存分QWERTYキーボード入力をしたい人は要注目ですね。日本語入力へもぜひ対応してもらいたいものです。
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