ごきげんよう、いつもほろ酔いナベコです。
こう毎日暑いと、ちょいっと背筋が凍る話をききたくなりませんか?
そんなご要望に応えて、今回は真夏のナベコ日記と称して、かつて私に起こった不思議な体験を語らせていただきます。
それはかつて私が通っていた学校で起こった…
画像はイメージです。 |
それはたしか、私が21歳の秋の頃でした。
当時私は、本格的に酒でやらかすようになってしまい、日々お酒の神様に許しを請いつつも、夜になると懺悔むなしく朽ちていく、実りのない生活を送っていました。
謎の自己実現のために、奇妙なウィッグをつけたのもこの頃だったかと思います。
当時の趣味は「自転車で街をパトロール」。
その日も愛車のママチャリにまたいで、肩で風を切りながら軽快に地元を走っていました。
なぜかその日は「そうだ、高校にいってみよう」と、学生時代に通った校舎へと向かったのです。
自転車を30分こいでかつての学び舎たどり着いた私は、「ああ、懐かしいな」と当然湧き上がる感情を胸に、自転車からおり柵から見える校庭を眺めていました。
思えばこの時なぜ、高校に足を運びたくなったのか、今もわかりません。本来であれば既定(自分の中で)のパトロールコースがあったのに。この時高校に行かなかったら、あんなことも起こらなかったかもしれません……。
とある曲が突然iPodに……!!!!
画像はイメージです。当時使っていたのはiPod shuffle 2世代でした。 |
校庭をぼんやり眺めていた、その時ふと、ききなれた曲がiPodから流れてきたのです。
それは女子十二楽坊の『紫禁城』という楽曲でした。
実はその曲は私にとってはとても思い出があるものでした。というのも、高校のときに部活でやっていたチアリーディングで使用した曲だったからです。
3年生の時だったので、自分たちで選曲しオリジナルでダンスのふりをつけたりと、青春の汗と涙をかけた曲、それが『紫禁城』だったのです。
学生時代の思い出の曲が、ちょうどその発表を行なった校庭を眺めているときに、偶然にも流れてきた。
私は、とても絶妙なタイミングだなと思いつつ「そんなこともあるか」と曲に聴きいりました。すると自然に、精一杯部活をがんばっていたかつての自分の残像が校庭に浮かんできました。
「明日からはお酒を控えてもうちょっとがんばろう」、と素直に思えたのです。
その曲はiPodに入れていなかった!!
あとになってから気がついたのですが、私は女子十二楽坊のCDをかつて部活のために借りたりしていたのですが、PCには入れておらず、iPodにも入れていなかったのです。
仰天のイメージです。 |
あまりに仰天して、何度もiPodに入れている曲のリストを確認してみたのですが、確かに入っていませんでした。
iPodから入れていない曲が流れるなんてことがあるのでしょうか。しかもWi-fiも内臓していない機種なので、なんらかの音楽がたまたま再生されたとも考えられません。
それから二度と、iPodから同じように女子十二楽坊の曲が聞こえてくることはありませんでした。
私の聞き違いと言ってしまえば話は簡単でしょう。ですが……。
以前「鳴るはずがないガラケーが深夜に警報を発した」という記事を書きましたが、似たようにiPodさんが「自堕落な自分を見つめ直せ」と私を諭すために、青春自体の思い出の曲をきかせてくれた、そう考えたいです。
(でも、その後も私の生活は変わりませんでしたがね)
……いじょっ。毎回、適当なことを書いているナベコの取材日記。次週もゆるりと楽しみにしていてください!
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