松屋“ちょい飲み”メニューでひとり飲み
こんにちは。週アスの酒乱……、もとい酒好き担当のナベコです。
ひとりでお酒を飲むためにさまようとある宵、最近ちょい飲みメニューを一部店舗でスタートしたという『松屋』に行って来ました。
松屋といえば、いわずと知れた丼飯ファストフードチェーン。メインは“牛めし”で、吉野家のいうところの“牛丼”と呼称が違う点はポイントです。牛めしのほかにも定食メニューが豊富なところが魅力。
全国約200店舗で生ビールを提供
そんな松屋が一部店舗(7月27日現在全国約200店舗)で、生ビールおよび、生ビールに合うおつまみメニューを提供しているというじゃないですか。
厨房に置かれてあった生ビールサーバー。ハイボールは提供していないらしい。 |
松屋では今までもアルコールメニューがなかったわけではなく瓶ビールがありましたが、注文の上限が設けられてあったりと、あまりお酒を促進する雰囲気ではありませんでした。
『吉野屋』、『なか卯』など、競合チェーンがちょい飲み業態を展開する中で松屋もついに参入、といったところでしょう。ただ、居酒屋ふうのスペースを用意するとういわけではなく、あくまで従来の松屋の店舗でちょい飲みメニューを追加したというだけなのでなので、カウンターのみ店舗では人と連れ立って長居は向いていません。
ビール小ジョッキ150円
じゃじゃ~ん、こちらが松屋の生ビール。150円です。メーカーはアサヒ。
小ジョッキのため、容量は小さ目。
「生中!」
といきたいときには、ちょっとボリュームの迫力がなくて残念。ですが手軽なサイズなので、サクッと飲みたいという場合にはちょうど良いのかもしれません。
ひゃっほい!飲んでいきます
ひとりで過ごす松屋の夜にかんぱーい!
ちなみにですが、松屋は食券制なので注文は基本的に入店した時に券売機で決めます。ですが、ビールをあとから飲みたくなった、と言う場合など、たいていはカウンターでも追加注文を受けてくれるようなので、食券を追加で買いに行く、もしくは店員さんにきいてみましょう。
定食の小盛セットや牛皿、お豆腐など
生ビールのつまみには、“カルビ焼肉定食”、“豚バラ生姜焼肉定食”といった定食メニューの小盛りと、ビールのセットも。ご飯はいらずサクッと焼き物のメニューを食べたいという人にはちょうど良いでしょう。
今回私ナベコは牛皿をメインに食べたく、『プレミアム牛皿』(300円)、『ソーセージ&ポテトサラダ』(150円)、『山形だし冷やっこ』(180円)をつまみにチョイス。
牛皿は、おもに関東1都6県の松屋で展開している“プレミアム”でした。保存方法にこだわることで牛肉を適度に熟成させ、通常の牛めしのものより旨味成分が多く食感が良いのが特徴だそうです。
いかにもビールのつまみな感じの『ソーセージ&ポテトサラダ』。ソーセージは“朝定食”に登場するソーセージメニューのものでしょう。ポテトサラダは単品50円でも販売されています。
ビアホールふうなそそる組み合わせでありますが、ソーセージ、ポテトサラダともども味わいがちょっと単調。コンビで150円というお安い価格ではありますが、それぞれにもう少しジューシーさがあればな、と思います。例えば、ソーセージにマスタードそえてくれたらな。
一方で、とても“当たり”と感じたのは『山形だし冷やっこ』。味がついた“山形だし”と冷やっこの組み合わせは、さっぱりしていてビールが進むおいしさです。冷やっこは普通の豆腐の1/3丁ほどの大きさでしょうか。ボリューム感があるため、最初に食べるとお腹がふくれてダイエット効果的にも良い(!?)のではないかと。
牛皿はぜひソースでアレンジして!
玉子(60円)にカルビソースを適量。 |
牛皿、もちろん、何も付け足さずに食べても良いのですが、せっかくなので“岩倉スペシャル”のアレンジでいただくことにします。
岩倉スペシャルの説明は省きますが、牛の上に、カルビソースと七味唐辛子を入れてしっかり混ぜた玉子をかける、というアレンジ方法。
なお『プレミアム牛皿』の場合、独自配合の“黒胡麻焙煎七味”がついてくるので、通常の七味の代わりにこれをかけるとよいでしょう。
『プレミアム牛皿』の岩倉スペシャルのできあがり!
これはちょっと本当においしいです。牛肉がたっぷり入ったすき焼きを想像してみてください。
プレミアムなためか牛の脂がおいしく、玉子やおつゆと絡んで口の中をチュルチュル気持ち良く滑ります。そこをビールで流し込むと、プハー! 満足の溜息です。
ただし、受け止めるご飯がないため、さすがにおつゆがタポタポ。ふつうに食べていくとおつゆが残ってしまうので、スプーンをもらってすくいながら食べるか、単品のライス(並盛り160円)をもらって最後におつゆをかけてかっこんで食べるか、でしょう。
ということで、玉子を牛皿にかけるのは今さらながらちょっと向いてなかったかもですが、味自体非常にビールが進むおいしさです。
また、私が学生の頃にハマっていたのは、牛めしの上にフレンチドレッシングたっぷりのせて七味をかけるという食べ方。フレンチドレッシングの酸味は牛の脂の旨みと合わさってなかなかおいしいのです。こちらもまた来たときにビールに合うか試したいです。
ドレッシングやソースの多さが松屋の魅力
ずいぶん熱が入ってしまいましたが、松屋はドレッシングや定食用ソースが豊富なので、メニューに加えることで味のバリエーションが無限に増えることが魅力です。
カルビソースは豆腐にかけてもおいしい! |
岩倉スペシャルにも使用したカルビソースは、コクのある甘さがおいしく、このように冷やっこにかけてもビールに合う後を引く味わいになります。
みなさんもぜひメニューをアレンジしてみて、自分にぴったりのビールのつまみを見つけてください!
〆はぜひ豚汁で!
〆も松屋で、と言う人にはぜひ食べてもらいたいのが『豚汁』(味噌汁から変更180円、単品240円)。
松屋の豚汁は文句なしにおいしい。上に刻みネギが乗っているのがニクイのです。
ゴボウ、豆腐など、具がたくさん。残念ながら、にんじん、だいこんあたりはずいぶんしなっていますが、里芋がゴロっと入っているのがたまらないです。豚の出汁がたっぷりきいており、ボリュームが満点。ヘルシーな気もするし、明日も仕事がんばろう! って気になりますよ。
1000円以内で適度にほろ酔い
この日は小ジョッキのビールを2杯飲んで、適度に食べ、〆の豚汁までいただいて、使った額は1230円でした。
豚汁を食べなかったら1000円以内。適度な額で適度なほろ酔いになれます。
松屋はもともと定食などメニューのバリエーションが豊富。これで生ビールがあって、つまみ用の少量メニューが加わったら、ちょっと飲みたいサラリーマンの強い味方になること間違いないでしょう! もちろん酒飲み女子にも。ふふふ!
生ビールを提供している店舗は松屋の公式サイトにて確認できます。
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