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Windows 10無料アップデート対応 価格爆下げ中の新品PCはどれ?

2015年07月22日 20時00分更新

 7月29日、もうまもなくですね、Windows10の無償アップグレードの提供開始日。今お使いのPCがWindows 7やWindows 8.1なら、一切コストがかからずWindows 10に無償アップグレードできるので、これはノータイムで予約ボタンをクリックです。手順はこちらの記事から。

 Windows 10がプリインストールされたPCも登場し始めましたが、関連記事の製品の発売予定日は8月15日。せっかくの新OSなんだし、新しいPCでお迎えしたいというアナタにはちょっと遅いですよね。気もちはわかります。

 それなら、今手に入るWindows 7、Windows 8.1搭載PCを買って無償アップグレードすれば、新品のWindows 10搭載PCを手に入れられるじゃないですか!しかも今なら発売からしばらく経っているのでお安くなっているはず。

 というわけで、大手量販店の人気度ランキングをもとに、現在取り扱っている製品がどのくらい値下がりしているのか調べてみました。

ノート編:NEC、東芝が大幅値下がり中

 まずは下の表を見て下さい。大手量販店の人気ノートPCを上位から抽出し、現在の価格と発売当初の価格の差額(値下がり額)を、発売当初の価格で割って値下がり率を調べてみました。発売当初の価格は現時点で調べられる数値であることをご了承ください。

メーカー 製品名 タイプ 現在の価格 発売当初の価格
(発売年月)
値下がり額
(値下がり率)
ASUS ASUS EeeBook X205TA-B-DBLUE モバイル 3万2940円 3万6441円
(2015年2月)
-3501円
(9%)
レノボ・ジャパン Lenovo G50 80G001SPJP スタンダード 5万9090円 7万2992円
(2015年4月)
-1万3902円(19%)
パナソニック Let's note CF-SX4MDPWR スタンダード 22万1980円 22万7218円
(2015年2月)
-5238円
(2%)
NEC LAVIE Note Standard NS100/B1W スタンダード 8万6070円 11万5340円
(2015年5月)
-2万9270円(25%)
東芝 dynabook T57/43M スタンダード 11万1780円 10万7591円
(2014年10月)
-(-%)
東芝 dynabook KIRA V73/PS モバイル 16万7070円 18万4951円
(2015年1月)
-1万7881円(9%)
日本エイサー Aspire E ES1-512-H14D スタンダード 4万4210円 5万4915円
(2015年2月)
-1万705円(19%)
NEC LAVIE Hybrid ZERO HZ750/BAB モバイル 19万4170円 22万6580円
(2015年5月)
-3万2410円(14%)
東芝 dynabook T75/RW スタンダード 15万980円 19万6140円
(2015年5月)
-4万5160円(23%)

 

 東芝の『dynabook T57/43M』は、発売当初から価格の上下動が激しく今回は計算をパスしました。当たり前のことですが、高額な製品ほど値下がり率が高くなり、安いものほど値下がりは少ないが、値下がり率には大きく影響する傾向があるようです。パナソニックのレッツノートSXシリーズは唯一のWindows 7搭載機ですが、最も発売日が近く不利な結果となりました。
 

 やはり注目はNECと東芝の2メーカー。値下がり率25%とトップの、NEC『LAVIE Note Standard NS100/B1W』は15.6インチで、Celeron Dual-Core 3205U、HDD500GB搭載と入門機としてお手頃な製品。

Windows10PC
↑NEC『LAVIE Note Standard NS100/B1W』

 続く値下がり率23%の、東芝『dynabook T75/RW』は同じく15.6インチですが、Core i7-5500U&HDD1TBと、スタンダードノートPCとしては1年余裕でもつ一台です。この2モデルは今年5月とわずか2ヵ月前に発売されたばかりで現役バリバリの性能です。
 

Windows10PC
↑東芝『dynabook T75/RW』

 値下がりの観点で見ると、やはり大手メーカーが強いでしょう。在庫が潤沢にあることが多いので、手に入れるチャンスが残されているはず​。ほぼ最新のモデルでWindows10ノートを手に入れるならオススメです。

デスクトップPC:値下がり率は低めだが値下げ額は大きめ

 大手量販店では、デスクトップPCの選択肢は少なめですが、スペックを問わず、液晶一体型の人気上位機種をピックアップしてみました。

メーカー 製品名 タイプ 現在の価格 発売当初の価格
(発売年月)
値下がり額
(値下がり率)
富士通 ESPRIMO FH53/S 液晶一体型 13万3830円 13万9513
(2014年12月)
-5683円
(4%)
NEC LAVIE Desk All-in-one DA770/BA 液晶一体型 19万2020円 23万886
(2015年5月)
-3万8866円(16%)
東芝 dynabook D81/SB 液晶一体型 20万9800円 24万6786
(2015年5月)
-3万6986円
(14%)

 ここでもやはり、NEC、東芝の2メーカーの値引き率が高く出ています。もともと20万円を超える製品が多いジャンルなので、大幅な値下げはうれしいところです。

Windows10PC
↑NEC『LAVIE Desk All-in-one DA770/BAB』
Windows10PC
↑東芝『dynabook D81/SB』

新品のWindows 7搭載PCって買えるの?

 さて、Windows 10に無償アップグレードできるのは、Windows 8.1だけではありません。では今、型落ちの新品でWindows 7搭載機はあるのでしょうか。そして、おトクなのでしょうか。

  大手量販店でWindows7搭載機を今から買えないのか調べてみたところ、パナソニックのLet'snoteシリーズのダウングレードモデル以外は、扱っていない模様。(もしかすると、タイムセールなどの特価品として登場するかもしれませんが、少なくともオンラインショップではほぼ皆無です)

 直販系でいうと、Dellでは『Inspiron 14 3000 ベーシック (Windows7搭載)』が 6万7980円(税抜)で、2014年12月ですが値下がりはほぼしていないものの、Office Personal無料のクーポンが付属するなど、単純に比較できなそう。

 特に法人向けではまだWindows 7を用意しています。例えばNECの直販サイト『NEC Direct』。しかし、ラインアップは最新のものばかりでパナソニックと同じくOSをダウングレードしているものばかりで、カスタマイズの最小構成でWindows7が選択されています。他のメーカーでも言えることですが、Windows7搭載機の値下がり狙って、直販(法人向け)サイトから購入するのは得策ではなさそうです。中古で買ったらそれこそ本末転倒、新しいPCで新しいOSを迎えよう、という趣旨に反します。

 ということで、色々と調べてみましたが、Windows 10リリースを目前に各社値下げが激しいことがわかりました。スペックはほぼ最新でWindows 10搭載機が欲しいなら、Windows 8.1搭載の値下がり機を狙うのがオススメです!

■関連サイト
Windows Insider Program
NEC

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