前回まで私物の『Xperia Z3 Compact』でハイレゾを聴いていた筆者のもとに、最新モデルの『Xperia Z4』がやってきました!今後は数回に渡って最新モデル『Xperia Z4』にしかできない高音質の楽しみに挑戦してみます。
さて『Xperia Z4』には、ハイレゾだけではなく“音”に関する新機能がいくつかあります。なかでもイヤホンで音楽を楽しんでいるユーザーとして気になるのが“ヘッドホンの音響特性を自動分析して最適化する”機能。ヘッドホンの特性を測定して最適化するらしいので、手持ちのイヤホンをいくつか用意して試してみました。
まずは使い方から。標準の“ミュージック”アプリから“設定”→“サウンドエフェクト”→“自動最適化”を選んで“ON”にします。音が出ている状態で約15秒待つと設定完了です。
どれくらい変わるのか。という点が気になりますよね?手持ちのイヤホンをいくつか用意して試してみました。なお、この効果はハイレゾ音源よりAACなど圧縮音源のほうが効果が出るみたいなので、圧縮音源で聴き比べています。
まず最初の候補はいきなり真打ちの登場。『Apple EarPods with Remote and Mic』。アップルストアで3780円で手に入るこのイヤホン、iPhoneの箱の中で死蔵しているユーザーも多いのでは。
↑自室から探し出した『Apple EarPods with Remote and Mic』。 |
もともと『Apple EarPods with Remote and Mic』は良くも悪くもスカッ!とヌケた音なんですが、最適化すると高域まで比較的クリアに伸びるようになり、重低音も音圧が出て音楽的にもかなりイケてるサウンドに。抜けていた部分が出るようになる感じですね。
次に筆者がよく使っているDynamicMotionの『DM008P』というイヤホン。スペック上ハイレゾには対応していませんが、2万円近くでバランスのいい結構オススメのイヤホンです。
↑外出時によく使っているDynamicMotionの『DM008P』。 |
素性の良い『DM008P』を最適化をオンにすると、中高域のクリアさがより増して、低音のビートが強化される感じですね。なんというか、ソニーの『ウォークマン』っぽいダイナミックなサウンドになります。
最後にこの連載で何度も登場しているオーディオテクニカの『ATH-CKR10』。40kHzまでのハイレゾ対応で、実売価格で3万円台半ばくらいの結構なハイエンドイヤホンです。
↑ハイレゾ対応のオーディオテクニカ『ATH-CKR10』。 |
素の状態でも高域まで伸びるイヤホンですが、さらにシンバルの金属音などを伸ばして出す感じですね。低音はもともと十分なほどビートを刻んでいたので、最適化をオンにしてもあまり変わりませんでした。
『Apple EarPods with Remote and Mic』、『DM008P』、『ATH-CKR10』と3つのイヤホンで効果を調べてみたわけですが、効果を実感したのは圧倒的に『Apple EarPods with Remote and Mic』でした。
音源も最初に触れたとおりハイレゾではあまり変わらずCD音質、特に圧縮音源で変わるので、低品質な音源、クセのあるイヤホンの音質をより引き上げる目的で使うとよさそうです。ハードへの投資なしで音がよくなると考えるとお得ですね。
ハイレゾ音源でも使って悪くなることはないので、この機能は常時オンにしておいてもいいと思います。『Xperia Z4』ユーザーはお試しあれ!
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