Kickstarterで資金調達中の『TrackerPad』は、10ペンス硬貨(約24.5ミリ)とほぼ同じサイズの本体にプリペイドSIMが組み込まれており、最大7日間スマホに位置情報を報告できるGPSトラッカー。貼り付けたアイテムの位置情報の追跡だけでなく、ジオフェンシング(機器が指定範囲から外れると決められた動作を実行)も可能。たとえば駐輪場から自転車が移動された際にスマホに移動警告を通知するといった使い方ができる。
アーリーバード枠の価格は『TrackerPad』2枚とワイヤレス充電チャージャー、専用アプリのプロモーションコードのセットで30英ポンド(約5800円)。『TrackerPad』5枚セットの価格は45英ポンド(約8700円)。出荷は今年12月を予定しており、全世界への発送に対応する。
使い方はカンタン。『TrackerPad』表に印刷されたQRコードをスマホアプリで読み込み、貼り付けるアイテムの名前を入力して登録するだけ。本体は防水仕様で、背面の粘着パッドをぬらしてアイテムに貼り付ける。粘着パッドは水に濡らすと何度も利用可能だ。本体にはプリペイドSIMが組み込まれており、専用サーバーと通信する。利用にサービスプラン(月額料金?)は不要で、“おそらく”全世界で動作するとのこと。
ワイヤレス充電に対応しており駆動時間は最大7日間だが、5分おきに位置情報を報告する場合は、20分ごとに報告するより駆動時間は短縮。出先で自転車を駐輪中にジオフェンシングを有効化すると、盗難された際に即移動警告通知、さらに位置情報による追跡といった二段構えの対策がとれそうな『TrackerPad』。GPS追跡機能を搭載するシートポストなど競合製品はあるものの、複数機器の位置情報が管理でき、パッドを濡らして貼り付けるだけという手軽さが魅力だ。
↑ワイヤレス充電チャージャーが付属。 |
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